■勝手に双子コーデ。同じ持ち物がどんどん増えていく恐怖
まずは、なんでも真似したがるママ友のお話。最初は良好な関係を築けていたそうですが、徐々に不和が生じ始めたみたいです。
「子どもが幼稚園に通っていた時の話です。とてもかわいらしいママがいて、すぐに仲良くなりました。子ども同士も仲がよく、性格も似ていたため、一緒いて楽な相手でした。いつしかお互いの家族の話などをする深い仲となり、とてもよい関係が築けていたと思います。
しかし、半年ほど経った頃、持ち物がかぶるようになったのです。私が持っているものと同じ形、同じ色。はじめは『たまたまだ』と思ったのですが、次第にかぶるものが増えてきて、だんだんと怖くなりました。そういえば『それどこで買ったの?』と聞かれたような……。それがリサーチのためだったなんて。
持ち物だけではなく、服装や靴までお揃いにされ、二人でいると“双子コーデ”のような感じに。『まわりからどういった関係に見られているのか』と考えると、一緒にいるのが嫌になって、距離を置くことにしました。しかし相変わらず連絡はあったし、新しいものを買うと『それどこで買ったの?』と聞かれ、とても不愉快でした。
幼稚園は同じでも小学校は違うため、徐々に連絡が減り、いつの間にか疎遠に。関係を解消できることができましたが、私の中ではホラーな出来事でした」(40代・女性)
「それどこで買ったの?」というのは、よくある世間話かと思いますが、それがリサーチのためだというのはたしかに怖い……!
■会えば悪口ばかり。思い切って反論してみると?
続いては、口を開けば愚痴や悪口ばかりのママ友とのエピソード。結果的に関係は切れたようですが、なかなか手ごわい相手だったようです。
「同じ町内に住んでいて、子どものクラスや通学団、子ども会も同じママ友がいます。毎日のように会うのですが、息を吐くように不平不満や人の悪口を言っていて参ります。笑いを取るような話し方ではなく、吐き捨てるような嫌な言い方をするので、反応にも困るし疲れます。
愚痴の内容も共感できるものはほとんどなく、
『隣の家の人が会っても挨拶してこない(自分からも挨拶はしていない)』
『〇〇くんのお母さんのファッションが独特すぎて見ていて不快になる』
『子ども会やPTAに参加しない人は協調性がなく、自分のことしか考えていないから付き合いたくない』
『朝からフルメイクで通学団の集合場所に来る女とは気が合わない』
といったものばかり。言い出したらキリがないのですが、とにかく会えば100%悪口を聞かされてうんざりしています。
しまいには、週1くらいのペースで我が家へ来ては、5時間以上滞在。一方的に愚痴を吐き出して、自分だけスッキリして帰っていくようになりました。このままではずっと愚痴の受け止め係になってしまうと思い、『愚痴ばかり聞かされるのは疲れるから楽しい話や趣味の話でもしよう』と言ったら、『そんなの一個もない』と逆ギレされ、その日を境に無視されるようになりました。きっと今頃は、みんなに私の悪口を言いふらしていることでしょう」(40代・女性)
愚痴や悪口って、言っているほうはすっきりするかもしれませんが、聞かされるほうは疲れるんですよね。
(文・イラスト:ママテナ編集部)