症状を和らげる花粉症対策
花粉症の基本的な対策は以下の3つ。
花粉を「体内に入れない」
花粉を「持ち込まない」
花粉を「除去する」
グッズを使ったり、生活習慣・生活環境を見直したりすることが大切です。
①花粉を体内に入れない
物理的に花粉を体内に入れないようにすることで、症状の緩和につながります。
メガネやマスクを着用する
メガネやマスクを着用することで目と鼻・口を守り、侵入する花粉の数を抑えられます。
普通のメガネでも効果はありますが、花粉用のメガネだとより高い効果を発揮するでしょう。
マスクは自分の顔にフィットしたものを選んでください。
顔とマスクの隙間を少なくすることで、花粉の侵入を防げます。
外出を控える/飛散量が少ない時間を狙って外出する
花粉が飛散している外に出ると症状が出やすいもの。
外出を控えるのが理想ですが、一切外に出ないわけにもいきません。
仕事ならリモートワーク、買い物ならネットショッピング・ネットスーパーなど、外出せずに済む場合は自宅で過ごすことを心がけてください。
外出が必要な場合は、花粉の飛散量が少ない日や時間帯を狙うのもひとつ。
花粉がより多く飛散するのは以下のような日です。
気温が高い日
湿度が低い日
雨が降った翌日
風が強い日
これらの日を避けて外出しましょう。
また、一日の中でも花粉の飛散量は異なります。
特に多く飛ぶのが日中の時間帯。
花粉の種類や天気、地域によって差はありますが、日中の13〜15時くらいが特に多いとされています。
上記の時間帯の外出を避け、やむを得ず外出する場合は対策をしっかりしましょう。
②花粉を持ち込まない
外の花粉を家の中に持ち込まないようにすることも大切です。
家に入る前に花粉をはらう
家の玄関に入る前に衣類に付いた花粉をはらいましょう。
衣類を脱いでバサバサとはらうと、それによって花粉が舞って髪や顔に花粉が付いてしまいます。
手やブラシを使って衣類をなでるように静かにはらうのがコツです。
この時、「上から下」の順で花粉を落とすと効率的に花粉をはらえます。
もし花粉が入り込みやすいような素材の服を着ている場合は、衣類用ブラシを使ってはらってみてください。
着る衣類の素材を工夫する
着ている衣類にもひと工夫するとより効果的です。
表面がツルツルとした素材の服であれば、衣類に花粉が付着しにくいとされています。
逆に毛が長めの服やニットなどは花粉が付着しやすいので注意が必要です。
洗濯物や布団を外に干さない
花粉の時期は洗濯物を外に干さず、部屋干しをするのが理想。
濡れている洗濯物には特に花粉が付きやすいためです。
とはいえ、天気が良いと洗濯物を外に干したいと思いますよね。
そんな場合は以下のポイントを押さえて外干ししてみてください。
花粉の飛散量が少ない午前中に干す
取り込む前に洗濯物に付いた花粉をはらう
柔軟剤を使う
柔軟剤を使うことで、静電気の発生を防げるので花粉が付着しにくくなります。
③花粉を除去する
持ち込んでしまった花粉は、しっかりと除去しましょう。
空気清浄機を使う
玄関で衣類に付いた花粉をはらうのも対策のひとつではありますが、花粉の粒子はかなり細かいため、手ではらっただけではすべてを落としきれません。
そこで花粉が入り込みやすい玄関に空気清浄機を置いておくのがおすすめです。
なお空気清浄機はさまざまな種類があるので、花粉対策に効果的なものを選びましょう。
掃除をする
室内に入り込んだ花粉は空気中を漂い、時間をかけて床に落ちます。
そのため床の拭き掃除をするのが花粉の除去には効果的です。
掃除の際、いきなり掃除機をかけるのはNG。
落ちた花粉が再び舞い上がってしまいます。
フローリング用のワイパーを使った拭き掃除や雑巾での水拭きから始めましょう。
なお空気中に花粉が舞っている場合は、霧吹きを使って空気中に水を拭きかけ、床に花粉を落としてから拭き掃除をしてみてください。
花粉症対策には、生活習慣の見直しも大切
花粉症の対策をしていても症状が緩和されない場合は、基本的な生活習慣の見直しが必要。
普段何気なくやっていることが、花粉症の症状を悪化させる原因になっているかもしれません。
規則正しい生活
規則正しい生活、なかでも睡眠不足には注意が必要です。
睡眠時間が足りていないと、免疫やホルモンのバランスが悪くなり、花粉症の症状が悪化する可能性があります。
心身が疲れている時はしっかり休む
ストレスも免疫のバランスを崩す一因。
免疫のバランスが崩れてしまうと、少量の花粉にも反応してしまいます。
体と心をリフレッシュさせてストレス発散することを心がけましょう。
適度に運動をする
運動不足でも免疫のバランスが崩れてしまいます。
花粉の時期は屋内の運動がおすすめですが、花粉の飛散量が少ない午前中にウォーキングやランニングをするのも良いでしょう。
まとめ
筆者も花粉症に悩まされているひとり。
毎年過ごしやすくて気持ちの良い春の訪れを喜ぶと同時に、花粉で春を思いっきり楽しめないことに悔しさを感じています。
花粉症対策は、いかに体に入れ込まないか、室内に持ち込まないか、入ったものをどれだけ除去できるかがとても大切です。
少しの工夫でできることばかりなので、花粉症の症状でお悩みの人は、ぜひ実践してみてくださいね。
文/aeca
配信: ASOPPA!
関連記事: