「胃がんの検査」はどんなことをするの?前日の食事についても解説!【医師監修】

「胃がんの検査」はどんなことをするの?前日の食事についても解説!【医師監修】

胃がんの検査についてよくある質問

ここまで胃がんの必要な検査・検査の流れ・検診の間隔などを紹介しました。ここでは「胃がんの検査」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

胃カメラは口からと鼻からどちらが検査を受けやすいですか?

中路 幸之助(医師)

経口カメラを使用する検査では、嘔吐反射が難点です。挿入時のつらさ・息苦しさが気になる方も少なくありません。嘔吐反射が気になる方は、反射源の舌根に触れない経鼻カメラの方が受けやすいでしょう。ただし、鼻腔が狭い方ではカメラが通りにくい場合があります。担当の医師と相談し、ご自身に合った方法で検査を受けることをおすすめします。

胃カメラ検査前日の食事について教えてください。

中路 幸之助(医師)

検査前日の夕食は21時までに済ませ、その後は水分(お茶・水・白湯)だけにしてください。ただし、検査の開始時間にもよりますので、禁食開始時間を担当の医師に確認しましょう。日常的に服用している薬があれば、飲み方を医師に確認しておくことも必要です。食事メニューは特に制限はありませんが、なるべく消化がよいものを心がけましょう。白米・うどんなどの主食に、やわらかく煮た脂肪や繊維質が少ない副菜を合わせてください。脂身の少ない肉・魚は問題ありませんが、生野菜・根菜・豆類・海藻・ごま・種子がある果物は消化が悪く、繊維が胃内に残ることがあるので避けましょう。

編集部まとめ

この記事では、胃がんの検査を解説しました。胃がんの診断・治療にはさまざまな検査があり、有効な治療の支えになっています。

特に詳しく解説した胃カメラ検査は、胃がんの早期発見に重要な検査となっています。

がんを見つける検診については、2年ごとの間隔での検診が推奨されています。定期的な検査を受けて、早期発見・早期治療を目指しましょう。

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