朝の「こうあるべき」を手放したら楽になった!子どもの自立とわたしのイライラも減った朝に改変した4つのこと

朝の「こうあるべき」を手放したら楽になった!子どもの自立とわたしのイライラも減った朝に改変した4つのこと

1. 朝ごはんはセルフサービス

栄養バランスの整った朝ごはんを、家族みんな揃って食べる。理想的な光景ですが……これを実現するためにはたくさんのハードルがあります。まずは家族それぞれの起きる時間、出掛ける時間の違い、準備の進み方など、子どもの成長や人数、仕事によっても大きく変わります。

「朝はきちんとこれだけ食べてもらいたい」という気持ちがずっとありましたが、どうやら夫も子どもも、私がこうあるべきと思い描いているようなメニューや量を求めていないことが、共に生活する中ではっきりしてきました。

そこで、長男が小学生になるころから朝ごはんはセルフサービスにして、それぞれ自分が食べたいものを食べたい量で準備して食べる形式に。これを継続させるために、いくつかのことをしています。

朝ごはん用の常備食品を置く

我が家の場合、私以外は朝は軽く食べたい派でした。夫なパンやシリアルなどを軽く、できれば糖分を摂るほうが目覚める。子どもはその日の気分で変わるけれども、量は多く食べられず、あれこれ種類があっても食べるのが大変、という感じ。

そこで、すぐに食べられるパンやシリアルを常備するようにし、ご飯もお弁当用に必ず炊くので、少し多めに炊いておくことに。パンやご飯のお供になるようなものや、お湯を注げば飲めるスープなどをストックして、選択肢を多めに用意しています。


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冷凍ストック

解凍すればすぐに食べられるようなストックも重宝します。余ったら冷凍しておけば、続けて同じものを食べて飽きてしまうこともないのでオススメ。

市販品や、ちょっと手を加えた自家製のものでも、朝ごはんに使えるものが冷凍庫にあると、買い物に行けなかったときにも安心です。個々で選ぶので、1人分の食べ切りの量で保存するのがポイント。


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たまに人気メニューを用意

常備してあるものやストック品の中から選んでいても、飽きるときもあります。さすがに常時たくさんの種類を揃えておくのも難しいですよね。ムダが出ないように、使い切れるかどうかも考えながら揃えて置くので、常備するものが代わり映えしないと言われることも。

そこで、たまには家族が好きなパンやマフィン、ホットケーキやフレンチトーストなどを作ったり、少し高めのおいしいパンを購入したりして、お互いにストレスなく、セルフサービス形式を維持できるようにバランスを取っています。

2. 上手くできなくてもOK

子どもの成長に合わせて、朝時間にも子どもに期待することが増えていませんか? たとえば、ごはんは自分で食べてほしい、園の準備も自分でできることはやってほしい、着替えも手伝いなしでできるようになってほしい等々。

成長を促すためにも大切なことですが、子どもは日によって別人のようになってしまうことも少なくありません。

「このくらいできるだろう」を捨てる

そこで大切なのが「このくらいできるだろう」という思い込みを捨てること。昨日できたのにどうして今日はできないの? という気持ちはぐっと飲みこんで、そんな日もあるね~と受け流すことも、心のバランスを取るためには大事。

年齢的にこの程度はできるだろう、上の子はできたのだから同じようにそろそろできるはず、と思うことも多いですが、個人差やその日の気分もあるので、できなければ、今日はうまくできない日と思って割り切ることも有効です。

子どもが自分でしやすい形状に整える

起きた瞬間からトップギアで動き回るタイプもいれば、ゆっくり目覚めていくタイプもいます。朝は時間がない中で多くのことをこなしていくため、大人も子どもも余裕がないですよね。

朝時間に子どもがスムーズに動けるように、少し整えておくことで解決することもあります。たとえば、1人分の使い切りのココアやスープの素なら計量不要で、カップに入れてお湯を注ぐだけなので、子どもでも用意しやすくなります。持ち運びしやすいトレーを用意したり、園グッズを手の届きやすい場所を定位置にして置くなど、それぞれの成長に合わせて少しだけ工夫を。

試してみて全く効果がないこともありますので、その場合は別のやり方を試せばOK。試行錯誤しながら、その子にあったやり方を見つけます。

段階を踏んでできることを増やす

何かができるようになる時期には個人差があります。教えてすぐにできる場合もあれば、時間をかけて習慣になる場合も。早くできるようにならないと! と思うと、お互いに負担を感じてしまいますよね。

まずは簡単なことから始め、成長に合わせてできることを増やせていけば大丈夫。まわりの子と比較しがちですが、特に幼児期の成長は個人差が大きいもの。今はまだできなくても、これからできるようになればいいと肩の力を抜くことができれば◎。

我が家では、末っ子が生まれたころには朝食はセルフサービス形式になっていました。当然、小さいころは自分で朝食の用意をすることができませんが、意外にも上の子たちが自然とサポート。一時期は、卵焼きにはまっていた長男が毎朝焼いて、下の子たちに作ってくれていたことも。子どもたちの成長を感じた出来事でした。

完璧を求めない

子どものことを多く書きましたが、実は朝時間をよりよくするためには、いかに自分のストレスを減らして、優先順位の高い必要なことをこなせるかがポイントなんです。

では、ストレスになることがどんなことかを考えてみると、理想と現実のギャップから、思い描いたことができていないことにがっかりするからではないでしょうか。これは自分に対しても、子どもに対しても、夫に対してかもしれません。

「今はここまでできれば上等!」と、できたことに目を向けることができるようになったことで、朝時間もかなりラクな気持ちで過ごせるように。

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