ツヤ肌は一日にしてならず!春の肌ケア対策におすすめの養生レシピ

ツヤ肌は一日にしてならず!春の肌ケア対策におすすめの養生レシピ

春はデトックスの季節!肌荒れや毛穴の開きなど、肌のお悩みも増える季節です。そこで今回は、『おいしい漢方365』の著者で漢方アドバイザーの久保奈穂実先生に、春の肌ケア対策におすすめの養生レシピを教えていただきました。毎日コツコツとケアして、美肌を目指しましょう!

春はデトックスの季節

春は、冬の間に体にたまったものをデトックスする季節です。体内の不要なものを、排泄器官である肌から出す力が高まるので、この時期は肌荒れにお悩みの方も多いのではないでしょうか。

毛穴が目立ったら疲れのサイン

鏡を見たら、いつもより毛穴が目立っていた……という経験、ありませんか?

これは気虚が原因かも……⁉

気虚で毛穴をとじる力が不足して、毛穴が開いたままだるーんと下がって、涙型の「たるみ毛穴」状態に。

そんなときには、まずはゆっくり体を休めることが大切。夜遅くまで頑張って肌ケアをするよりも、早く寝るほうが効果的です。

食事では補気の食べ物(米・いも類・豆類・きのこ類など)がおすすめです。

春の肌ケア対策レシピ

さまざまなトラブルが出現しやすい春の肌ケア対策におすすめのレシピをご紹介。

どのレシピも、分量は適量でもおいしく作れるレシピになっていますので、ぜひ気軽に毎日の食卓にとり入れてみてみてくださいね。

お疲れ肌に「たこポテト」

疲れがたまってお肌がしぼんでたるみも気になる……。そんなときは「たこポテト」で肌に元気をチャージ。

たこは、肌の再生を促し整える働きがあります。血を十分に補って潤し整えるイメージ。

じゃがいもは元気を補う補ほ気き食材。肌にハリを与え、イキイキさせてくれる組み合わせです。ポテトのホクホク食感とたこのジューシーさが交互に幸せを運んできてくれますよ。

作り方

1. フライパンに油を熱し、粗みじん切りにしたにんにくを炒め、香りが立ったら、食べやすい大きさに切ったじゃがいもを入れる。

2. じゃがいもがきつね色になったら取り出す(レンチンしてから焼くと時短に)。

3. たこを入れてサッと炒める。

4. ボウルに2と3を入れて混ぜ、塩をふり、ざっくりと混ぜ合わせたら完成。お好みでディルを散らす。

くすみ青グマに「さばとしめじのトマト煮」

寒い日が続くと増えるのが目の下のクマ。たっぷり寝たのに青いクマが消えず、鏡を見てどんより……。

これは血流の悪さが原因の「くすみ青グマ」です。

こんなときにいいのが「さばとしめじのトマト煮」。

さばとたまねぎは、どちらも血の流れをよくする活血食材。また、しめじの補血パワーがトマトの酸味で効果アップ。血を補って巡らせる、よい組み合わせです。

作り方

1. フライパンに油を熱し、薄切りにしたたまねぎを炒める。

2. トマトソースを加え、しめじをほぐして加える。

3. 火が通ったらさば(缶詰を汁ごと)とミニトマトを加えて、ひと煮立ちさせ、塩で味を調える。冷えが強いときは、にんにくのみじん切りを炒めてから1手順に。

ザラザラ肌改善「黒きくらげの佃煮」

黒きくらげは、血を補いながら穏やかに血の流れを調整し、カサカサ、ザラザラした乾燥肌の改善に効果的。シミ、くすみ、ニキビあとの改善にもよく、女性にうれしい美肌食材です。

「黒きくらげの佃煮」はコリコリ食感で、ごはんのお供やお粥、お弁当の付け合わせにぴったり。毎日食べて血を補えばツルツル美肌に。

作り方

1. 黒きくらげを水で戻して千切りにする。

2. 醤油6:みりん1:出汁8と1を鍋に入れ、コトコトと煮詰める。