非常時の家族の居場所を特定するための捜索サービス「HITOCOCO」の販売を開始

山や海での行方不明を防ぐ捜索サービス「ココヘリ」を運営するAUTHENTIC JAPANは、場所を問わず、持つ人の位置を特定できる新型モデル「HITOCOCO」(ヒトココ)の販売を開始した。

非常時の家族の居場所を特定

「HITOCOCO」は幅と高さが約5センチ、厚さは約1センチの携帯型の小型端末で、AUTHENTIC JAPANが山岳救助サービス「ココヘリ」で培ってきた専用電波に加え、GPS機能、さらにBluetooth通信の3つの電波に対応している。

3波を搭載したことで山、海、そして都市と、場所を問わずに持つ人の位置を詳細に特定することが可能となった。

「HITOCOCO」によって、山岳遭難における捜索活動にとどまらず、震災などの非常時の家族の居場所や高齢者の徘徊、子どもの迷子、ペットの行方不明まで探し当てることができるようになる。

認知症や災害時による行方不明の防止

2023年に発表された警察庁の調査によると、2022年に届け出があった認知症の行方不明者は1万8709人で、10年連続で増加し過去最多だという。

また、2013年に国が公表した情報によると、首都直下地震が起きると、最悪のケースで死者は約2万3,000人、経済被害は約95兆円に達すると想定している。

GPS、専用電波、Bluetooth通信の3波を搭載する「HITOCOCO」は、認知症による行方不明の防止や、災害時の行方不明者の迅速な発見・救出にも役立てることができる。

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