「定時に帰りたい」新入社員が約半数で過去最大に、「成長のためにたくさん働きたい」は1割以下<最新版・新入社員意識調査>

「定時に帰りたい」新入社員が約半数で過去最大に、「成長のためにたくさん働きたい」は1割以下<最新版・新入社員意識調査>

【過去10年と比較】会社に求めるのは「上司へ相談できる機会」が過去最大に

次に、キャリア形成支援に対する捉え方を理解するため、会社に期待することは何かを聞きました。

「上司に相談できる機会をつくってほしい」が56.0%、「上司以外の社員に相談できる機会をつくってほしい」が34.2%となり、どちらも2014年の調査開始以降で最大の割合となりました。

中でも「上司に相談できる機会をつくってほしい」は、過去10年の増加幅も18.1%と、他の選択肢と比較し増加幅が大きいことがわかります。これより、近年は上司や先輩に相談しながらキャリアを決めていきたい傾向にあることが見てとれました。

【過去10年と比較】労働時間への考え方、「定時に帰りたい」が過去最大

最後に、今後3年間の会社での労働時間について、どのような考え方を抱いているか質問しました。

その結果、「定時に帰りたい」と回答した新入社員が48.2%で過去最大となりました。この割合は2020年を除き、2014年の調査開始以降増加し続けています。

一方、「毎日残業でもかまわない」「仕事・成長のためにできるだけたくさん働きたい」と回答する割合は減少傾向にあり、特に「仕事・成長のためにできるだけたくさん働きたい」と回答した割合は、2014年と比較し12.7ポイント減少する結果となりました。

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