【ジェンダーレスがテーマの絵本 8選】男の子らしさ、女の子らしさなどの”こうあるべき”を手放す | HugMug

ジェンダーレスがテーマの絵本 07ユニークなストーリーでジェンダーを楽しく学ぶ『だがし屋のおっちゃんは おばちゃんなのか?』


『だがし屋のおっちゃんは おばちゃんなのか?』作・絵: 多屋 光孫( 汐文社)対象年齢:6歳くらいから

「ぼくとまきちゃんがいつも行くだがし屋には、おっちゃんがいます。筋肉ムキムキでガニ股歩き。ガハハ笑ってちょっと下品。豪快になんでも教えてくれる人柄です。ところがある日『はるこちゃん』と呼ばれているのを見かけ、びっくり。男らしさや女らしさ、心のジェンダーなどのテーマを、ユーモアを散りばめながらダイナミックに描いた作品。昭和な世界観も愉快ななか、おっちゃんの過去を知るうちに胸が熱くなりますよ」

ジェンダーレスがテーマの絵本 08美しい絵にもご注目!『ジュリアンはマーメイド』


『ジュリアンはマーメイド』作:ジェシカ・ラブ、訳:横山和江(サウザンブックス社)対象年齢:4歳くらいから

「プール帰りの男の子ジュリアンはおばあちゃんと電車に乗っています。そこに乗り込んできたのは、人魚の衣装を着た3人組。見惚れたジュリアンは自分も同じような姿になりたいと思います。家に着くなり、身近なものを長い髪や美しい下半身に見立てて変身! その姿を、おばあちゃんに見られてしまいますが……。舞台はNYのマーメイドパレード。マーメイドはトランス・アイコンとされているのだそうです。自分の気持ちを大切にというメッセージが、夢のような展開と繊細な水彩画で読み手に伝わり、うっとりする作品です」

PROFILE

アンヌさん

モデル・絵本ソムリエ・JPIC読書アドバイザー。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。

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