春満開!内側まで華やかな「しらすのあられコロッケ」

しらすたっぷり!塩昆布とだしで和風味に

それぞれの具材に火が通ったら材料を混ぜ合わせていくのですが、その前にじゃがいもをつぶしておきます。

「つぶす道具は、じゃがいもがつぶれればなんでもOK!私は普段マッシャーを使うことが多いですね。でもたまに家にマッシャーがあるのを忘れて、うっかりフォークでつぶしていることもある(笑)。」

力強く手早く、じゃがいもをつぶしていく関さん

「じゃがいもの粒感をどの程度残すのかは、お好みで!ただ、あんまりゴロンとしたのが入っていると、ぱくっと食べた時にコロッケがえぐれちゃうから、そこまでは大きくないほうがいいかもしれません。ちなみに私、ポテトサラダの場合はゴロゴロッとしているほうが好みです。」

じゃがいも、玉ねぎ、菜の花、じゃこ、塩昆布、だしの素、塩こしょう。材料を全部ボウルに入れたら、それぞれがまんべんなく行き渡るように、よく混ぜます。

「ここで調味料をしっかり入れるので、ソースなどをかけなくても味が感じられるはず。だしが効いた和風味のコロッケになります。」

この段階で、もう既においしそう。ポテトサラダとしても楽しめそうです。

「うふふ、そうかもしれません(笑)。ちなみに塩昆布は、ポテトサラダに入れるのもおすすめです。あと、かつおぶしを混ぜるのもいいんですよ。いぶりがっこ入りのポテサラってすごくおいしいんですけど、それと似た、燻したような風味になるんです。」

五色あられの衣は、昔食べたエビフライがヒント

コロッケのたねがしっかり混ざったら、6等分にして丸めます。

ポイントは、大きな丸にしすぎないこと。

「このあと衣として五色あられをまとわせると、一回りくらいでっかくなるんですよ。なので、ここでは控えめな丸にしておくほうが賢明なんです。」

卵を溶いたあと、小麦粉と水を加えて混ぜ、バッター液を作ったら…

丸く成形したコロッケのたねをくぐらせて、そのうち半分にパン粉をまぶし…

残り半分には五色あられをまぶします。かわいい!

ところで実は今回のレシピのテーマは「華やかな料理」。それを初めて聞いた時、関さんは内心「これは困ったぞ…」と思ったのだそう。

「以前、うちによく来る女芸人たちにパプリカがいっぱい入ったサラダを出したら、『関さんちでこんな色鮮やかなものが出てくると目がちかちかする』って言われたことがあって…(笑)。」

華やかさをどう出すか。悩んだ末にひらめいたのが、この「五色あられ」。

「昔、いいお店に連れていっていただいた時、五色あられの衣がついたエビフライに遭遇したことがあったんです。『こんな使い方があるんだ!』とびっくりして、いつか使ってみたいと思っていました。」

「それで今回、五色あられはどこで売られているか調べるところから始めて。試作の時には富澤商店まで買いに走ったんですが、あとで確認したらネット通販でも手に入るってわかりました(笑)。ダイソーにもお弁当コーナーなどに小さいパック入りのものがあるみたいですね。あられ、かわいいですよね。お茶漬けやお弁当に入れても華やかできれいです。」

衣をまぶしたコロッケは、170度の油で数分ほどからりと揚げると、ほどよくきつね色がのった香ばしい姿に変身。おいしそう…!

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