警察官とお付き合いすることになると、仕事内容や年収がどのくらいなのか気になるのではないでしょうか。警察官は一般企業に勤める場合と違い、昇給制度や勤務形態が特徴的です。
そこで本記事では、警察官の給与体系と平均年収、高収入であるかどうかについて解説します。
警察官の仕事内容と勤務形態
警察官の仕事は職種によって分けられており、交番の勤務や犯罪捜査、特殊詐欺対策など業務の種類はさまざまです。パトカーで街中を巡回し、ストーカー被害やDV被害、サイバー犯罪などに対応したり、飲酒運転やスピード違反を取り締まったりもします。
また、暮らしや交通に関することだけでなく、ときには地震などの自然災害が発生した場所に出動して対応が求められることもあります。場合によっては、危険が伴う仕事をこなせるだけの正義感や精神力、身体能力が求められる仕事内容といえるでしょう。
警察庁によると、勤務形態は「通常勤務」と「交替制勤務」の2種類があります。また休日に関しては「繁忙状況により変動はありますが、通常勤務は完全週休2日制。交替制勤務は平均して1週間あたり2日の休日を取れるように設定されています。」としています。
有給休暇も勤務年数から計算され、年間20日から最高40日間まで付与されます。
階級によって変わる給与体系
警察官の給与体系は、勤務成績や勤務年数による昇給と、階級が昇任することで給与が上がる昇給があります。最初の階級である巡査は警察学校入校とともに任命され、卒業後は警察署へ配属されて勤務します。
その後、巡査から始まり、巡査長、巡査部長、警部補、警部、警視、警視正、警視長の順番で昇格します。
令和5年警視庁採用サイトによると、初任給は大学卒業程度のⅠ類採用者の場合25万9300円、高校卒業程度のⅢ類採用者は22万1800円です。
配信: ファイナンシャルフィールド