料金別納郵便とは?特徴や利用条件、スタンプの表示方法、料金後納郵便との違いも解説!

料金別納郵便とは?特徴や利用条件、スタンプの表示方法、料金後納郵便との違いも解説!

「料金別納郵便はどんなときに使える?」

「誰でも使えるの?」とお困りではありませんか?

 

今回は料金別納郵便について解説します。メリットや料金後納郵便との違い、利用条件、スタンプの正しい表示方法もご紹介しますので、ぜひご覧ください。

料金別納郵便とは

大量の郵便物・荷物を送りたい人向けのサービス

料金別納郵便とは、大量の郵便物や荷物を送りたい人向けのサービスです。利用時に必要な条件を満たしたうえで、規定のスタンプを郵便物に押せば利用できます。本サービスを利用することで、大きく4つのメリットが得られます。

 

メリットの1つ目は、切手を貼る手間が省ける点です。大量の郵便物を送る際、本来なら一つ一つに切手を貼る作業が必要で、時間がかかります。料金別納郵便ならスタンプを事前に作成したうえで一括印刷できるため、効率的な作業が可能です。

 

メリットの2つ目は、料金を一括で支払える点です。郵便物が多いと、切手を大量に購入しなければなりません。料金別納郵便なら、切手の在庫を気にすることなく発送できます。

 

メリットの3つ目は、 差出状況の記録ができる点です。料金別納郵便を利用する際は、住所・氏名・連絡先・発送日・枚数・合計金額を記入する必要があります。もし発送先に漏れがあった場合でも記録からすぐに確認ができますし、事務処理もスムーズになるでしょう。

 

メリットの4つ目は、広告が記載できる点です。こちらは「料金別納郵便のスタンプ表示方法」で詳しく解説します。

 

例えば自社製品のアピールをするために顧客へDMやチラシを送付したり、結婚式や展示会の招待状を出したりするなら、料金別納郵便がおすすめです。

料金後納郵便との違い

料金別納郵便と似たサービスで、料金後納郵便があります。切手を貼る手間が省けたり、料金を一括で支払えたりする点は同じですが、支払いの時期や利用条件に違いがあります。

 

料金別納郵便の場合、料金の支払いを行うのは郵便物を発送するときです。一方で料金後納郵便は、翌月に指定の口座からまとめて引き落としという方法です。また料金後納郵便を利用する際には、一度に50通以上の発送をしたり、郵便局からの承認が必要だったりします。

 

したがって毎月50通以上の郵便物を発送するなら料金後納郵便、数か月に1回程度の発送なら料金別納郵便にするなど、利用する頻度や予算を組むスケジュールなどを考慮しながら選択してください。

料金別納郵便の利用条件

送る郵便物・荷物は同一料金であること

料金別納郵便を利用するための条件はまず、郵便物や荷物が同一の料金であることです。したがって異なる料金の郵便物をまとめて送ることはできません。例えば送料84円の郵便物が50枚あっても、1枚だけ210円の郵便物が入っていれば、210円の郵便物は料金別納郵便で発送できないということです。

 

ただし料金ごとに発送することは問題ありません。例えば84円の郵便物と、210円の郵便物をそれぞれ料金別納郵便として発送することは可能です。

一度に10通以上送ること

また料金別納郵便を利用するためには、一度に10通以上の郵便物や荷物を送る必要があります。10通以下の場合は料金別納郵便を利用できませんのでご注意ください。

 

なお、ゆうパック、重量ゆうパック、ゴルフゆうパック、スキーゆうパック、空港ゆうパック、電子郵便物(レタックス)、国際小包、EMSは1通でも利用可能です。

支払いは現金または郵便切手ですること

そして料金別納郵便を利用するための条件として、支払いを現金または郵便切手ですることも求められます。クレジットカードや、オンライン決済などは利用できません。

 

加えて支払額が100万円を超える場合には、切手での支払いもできなくなることを覚えておきましょう。

料金別納郵便の正しい表示をすること

最後に、料金別納郵便を利用するためには、スタンプの正しい表示が必要です。規定漏れのあるスタンプだと、大量の郵便物が正しく配送されない恐れがあります。詳しくは次の「料金別納郵便のスタンプ表示方法」で解説します。