■友人の不倫がきっかけで疎遠に
最初のエピソードは、「友人が不倫をした」という男性のお話。これがきっかけで、友人との関係性がどんどん変わっていったのだとか。
「これは友人夫婦のお話です。夫・妻の両方と友人関係にあったのですが、妻が夫の浮気現場を目撃してしまったことで不倫が発覚しました。はじめは、『相談』という形で聞いたのですが、夫とも友人だったのでとても気まずかったです。その日は明らかに仕事の時間だったにもかかわらず、知らない女性と手をつないで歩いていたということでした。
妻のほうはかなりへこんでおり、途中で話すのも辛そうだったので、じっくりと時間をかけて話を聞きましたが、その時点ではまだ証拠が少なかったのが気がかりでした。そこで、探偵と弁護士に相談することを提案し、しばらく様子を見ることにして、その日はいったん解散ということに。
2週間ほど経って、『探偵からの調査結果が出た』と報告を受けました。どうやら『残業』とうそをつき、ほぼ毎日と相手の女性と密会していたようです。
結局、友人夫婦は離婚することになり、共通の友人であり、相談を受けていたということもあり、話し合いの席に同伴することになりました。最初は否定していましたが、証拠を出すとあっさりと認めました。私もかなりショックでした。
これがきっかけで、その友人とは疎遠になりました。自分が何かしたわけではないのですが、なんだか寂しさだけが残りましたね」(30代・男性)
友人が不倫をしていたというのは衝撃ですが、双方と仲良くしていたとなると、なおさらですよね……。自分がしたことではないけれど、なんだか後味が悪い出来事です。
■社内でいちゃいちゃする不倫カップルに天罰
続いては、同じ会社の上司と部下の不倫エピソード。人目もはばからずにいちゃついていた二人が、ついに離ればなれになってしまったそうです。
「私の職場には、社内でも有名な不倫カップルがいました。二人は隣の部署の上司と部下。上司は50代後半の男性、部下は40代後半の女性です。二人ともあまり周囲の目を気にせずオープンにベタベタしていたので、誰でも『そういう関係なんだな』と察するほどでした。
印象的だったのは、わざと二人きりになるシチュエーションを作っていたことですね。業務をでっちあげて会議室に籠ったり、二人にしか分からないような隠語を交えてわざとみんなの前で話したり、オーバーにボディータッチをしたり。『例のあれが』とか『昨日のあれだけど』とか、隠語の難易度が低すぎて、隠したいのか気づいてほしいのかよくわかりませんでした。
そんな調子でずっといちゃいちゃしているので、次第に社内でも噂になっていき、入社して数か月の新人でさえ知っているほど有名なカップルになっていました。
ところがある日、男性のほうが上司に呼び出され、しばらく席に戻ってこないことがありました。その時は特に気に留めていませんでしたが、数日後、今度は女性に呼び出しがかかりました。『これは何かあるな』とみんな察していたのですが、案の定、その数週間後に二人は離ればなれに。男性は別フロアへの異動。女性は県外の営業所に飛ばされました」(20代・女性)
バレるかバレないか、ギリギリのスリルを味わいたいのでしょうが、周りはみんな気づいているというなんともお粗末な二人ですね。
(文・イラスト:ママテナ編集部)