■「味が濃すぎる」初めての手料理にダメ出し
まずは、とある女性が結婚して初めて過ごすお正月に起った出来事。義母から、料理の味付けに関してダメ出しをもらったのだとか。
「私が結婚したばかりの頃、初めてお正月を義実家で過ごしたときのことです。料理の手伝いをしていると、義母から一言『あんたの味付けは濃すぎるわよ。家族みんなが食べるんだから、その辺は配慮しないと』と言われてしまいました。
私はそのとき、とてもショックを受けました。もちろん自分の手作り料理を完璧だと思っていたわけではありませんが、そこまで強く言われるとは思ってもいなかったのです。でも、そこで悩んでいても始まりません。しばらく経ってから、落ち着いて義母に話しかけることにしました。
『たしかに私の味付けは慣れが必要かもしれませんね。でも、義母さんのレシピを教えていただければ、次はみんなが喜ぶ味に仕上げられると思います』と提案してみたのです。すると義母は少し戸惑った様子でしたが、私の真摯な姿勢を感じ取ってくれたのか、快くレシピを教えてくれるようになりました。それ以降は、味付けに関する批判もなくなりました。
そして迎えた翌年のお正月。義母に教わったレシピをベースに、さらにアレンジを加えた私の料理を出してみました。すると家族全員から絶賛されたのです。もちろん義母も納得の様子で、『あんたのレシピ、私に教えてくれる?』と言ってくれました。その瞬間、私はスカッとした満足感を味わえたことを覚えています」(40代・女性)
正直、どのへんがいじわるなのかわかりませんでした。言い方はともかく、ただ単にアドバイスしてくれただけのような……。でも、指摘されたところをすぐに直そうとする姿勢は、たしかに好感を与えるかもしれませんね。
■流産して悲しみに暮れるなか、傷をえぐる実母のひと言
過去に、流産した経験があるという女性は、実母から言われた言葉に傷ついたといいます。
「私が初めて妊娠したとき、実母の言動がストレスでした。まだ安定期に入っていなかったため、『親戚やご近所さんには言わないでほしい』と念を押していたのですが、我慢が出来ずに私の妊娠を言いふらしていました。
しかし、結局私は妊娠7週目で流産してしまいました。そのことを電話で実母に話すと、慰めるどころか『なんで!?』『みんなに言っちゃったのにどうしてくれるの?』と言われたのです。
私や赤ちゃんの心配をするわけでもなく、実母は自分が恥をかいたと被害者面。その後、実母は『私は妊娠したらちゃんと産めたのに、あんたはなんでかねー』と言い放ち、ますます嫌な気分になりました。
悲しみと怒りで混乱していた私は、思わず『私こそ聞きたいよ。なんでちゃんと子どもを産める体に産んでくれなかったの!?』と言い返していました。しかし、そこで引き下がる母ではありません。『人のせいにするんじゃない!』『本当に嫌な子』『そんなんだから流産するんだ!』とヒートアップ。私は耐え切れず、そのまま黙って電話を切りました。
その後、再び子どもを妊娠することができましたが、義父母にだけ報告し、実母には産まれるまで報告しませんでした。おかげで、安心した妊娠生活が送れたと思います」(30代・女性)
言わないでほしいとお願いしていたのに言いふらし、慰めることもなく自分の面目のために責める。流産したばかりの女性にとって、どれだけ辛かったでしょうね……。
(文・イラスト:ママテナ編集部)