●短時間でムラなく焼くことができるのがトースター
トースターは、小さい庫内で高温&短時間で焼きあげるのが特徴。全体的にムラが少なく、こんがり仕上げたい派にはぴったり。ですが、半面、トースター自身の設計や仕様が焼き加減に大きく左右されるもの。焼いたパンの水分がどんどん逃げ出してパサパサな食感になりやすいという特徴が…。外に熱を逃がしやすい製品も多く、扉が厚く、扉が斜めの物は熱効率が良い、といわれています。高価なモデルでは、スチームが出るものも。

●魚焼きグリルに水を張って焼くとふんわり!
スチーム機能の付いた高級なトースターを買わなくても、フワフワの食パンを楽しみたい…という人にオススメのパンの焼き方が、コンロについた魚焼きグリルを使う方法。魚焼きグリルは、トースターや電子レンジなどよりはるかに高温。それゆえ、短時間で焼くことができるから、過剰な水分の蒸発を防ぐことができるそう。
魚焼きグリルでの焼き方は、まず、強火にして30秒予熱を入れたら、パンを入れ1分。そして、裏返して30秒焼いたら出来上がり。さらに、下の油受けのプレートに、コップ一杯の水を張っておくとふんわり仕上がります。お試しあれ。
●電子レンジでチンすると実は結構おいしい
食パン=焼くというイメージがありますが、実は電子レンジで温めるとおいしいってご存知? 1枚当たり、加熱する時間は15~20秒。やりすぎると、パンの中の水分が飛んでしまいパサパサになるからご注意。乾いたふきんで包んで焼くと、水分を逃さずふんわりと仕上げることができます。
実はいろんな焼き方が楽しめる食パン。トースターに飽きたら、あなたもぜひ試してみてくださいね。
(文・パン祭りゆみ/考務店)