■嫁いびりのオンパレード。亡くなったいまも恨んだまま
現在60代だという女性は、いわゆる「嫁いびり」を受けていたそう。義母はすでに亡くなったようですが、いまでも「大嫌い」だとか。
「私は義両親と同居していたのですが、義母についての記憶といえばいじわるされたことばかりです。結婚後、しばらくはなかなか里帰りをさせてもらず、ようやく許しが出たと思ったら『実家に帰る電車賃がもったいない』と嫌味を言われました。
当時は携帯電話がなく、連絡は固定電話が主流でしたが、友だちからの電話を取り次いでもらえなかったり、私の留守中に電話があったことを教えてもらえなかったり、というのも日常茶飯事でした。夫に相談したこともありましたが、夫は両親に何も言えない人で、まったく味方にはなってくれませんでした。
子どもが生まれても、実の娘の子どもが大層かわいいらしく、私の子どもにかまってくれた記憶はほとんどありません。運動会やピアノの発表会にも来てくれませんでした。
うちの子が頑張って勉強して、小学校高学年の時に英検に合格したのですが、報告しても聞こえないふり。それどころか、目の前にいる孫のことを褒めず、義妹の子どもは昔から走るのが早かったとか、手先が器用だとか、関係ない話を始める始末。本当に腹立たしかったです。高校に合格した時でさえ、『おめでとう』のひと言も言ってくれないんですよ。義母はもう亡くなりましたが、いまでも大嫌いです」(60代・女性)
携帯電話が普及していない頃ということで、いまとは少し違った時代背景だったのだと思いますが、それにしても露骨すぎますよね。孫にまで冷たく当たるって、相当だと思います。
■産後なのに揚げ物ばかり。思い切って意見を言うと態度が豹変!?
続いては、産後の手伝いに来てくれた義母の話。自分の好きなものばかり食べて、産後の体を労わってくれることはなかったのだとか。
「私が第一子を出産したとき、里帰りをしませんでした。初孫ということもあり、出産後は義母が我が家に泊まり込みで手伝いをしてくれました。
当時、私と義母は2度ほどしか会ったことがなく、自分のペースが崩されてしまうのではないかと不安もありましたが、夫が義母と話し合って決めたことなので、受け入れることに。
義母は私の代わりに家事をしてくれるのですが、掃除や洗濯はしてくれてもなぜか料理を作ってくれませんでした。出産後は栄養のあるものを食べたいという気持ちはあったのですが、食卓に並ぶのは近所のスーパーで買った揚げ物ばかり。毎日唐揚げやコロッケなどの油っぽいものを食べていました。義母や夫の大好物なのはわかりますが、産後の体にはつらい……。
思い切って、『いまは油っぽいものよりもあっさりしたものがよくて……』と伝えてみたのですが、どうやらそれが気に障った様子。翌日は、白菜とちくわの煮物のようなものだけを出され、ほかには用意してもらえませんでした。
また、『どれだけ食べるかわからないから、食べられる分だけ入れてね』と投げやりな態度を取られるようになり、私もイライラが増してきたので、2週間ほどで帰ってもらいました」(40代・女性)
手伝いに来てくれるのはうれしいけれど、それならもう少し気を遣ってほしい。言いにくいかもしれませんが、それが本音でしょう。体調が万全ではないときに揚げ物がずらり。想像しただけでもつらいですよね。
(文・イラスト:ママテナ編集部)