●ママ友マウンティングの実情を調べてみると
実際、どんなマウンティングをされたことがあるのか? 調べてみると、やはりそうした経験がある人や、見た・聞いた人は多いみたい。例えば、以下の通り。
“今年日本で一年弱働いて帰って来たフィンランドと日本のハーフの友達(人生のうちフィンに住んでた方が断然長い)と昨日話してて、日本の『ママ友』は夫が勤める会社でマウンティングしたりするとか、高校時代どこの部のマネージャーしてたとかもマウンティングの材料になるという話を聞いて驚愕した。”
“でも妹のママ友もマウンティングすごくていつも話きいてびっくりするし、何回思い出しても「○○くんママのお宅は何坪?」がツボでつらい”
“ママ友じゃないけど家に来た途端「本当に良い絨毯は裏を見るとわかるのよね」と絨毯捲り上げた仕事仲間、アレもマウンティングだったんだろうなぁ。おかげで接着剥がれて今も危ないのよ”
夫の社会的地位や経済力、家、部屋などは、やはり世帯間の差が浮き彫りになりやすいからか、ママ友マウンティングにつながりやすいみたい。また、直接顔を合わせなくてもマウンティングは行われているようで、
“朝からママ友たちとのマウンティングLINEでお疲れちゃん。”
“LINEがマウンティング場になっている…ママ友グループLINE、大変そう…部外者でよかった”
”ママ友のマウンティングってほんとにあるんだなあ。知り合いのとこだけど、LINEで攻撃したり無視したり。ろくでもない子供時代過ごしてそのまま大人になったから、そういう形で嫉妬をする人間になったのだろうか。”
などの声も…。心休まらないママは多そう。
●ママ友はいらないと考えるママも増えている
こうした経験から、ママ友はいらないと考えるママは増えている。『mamatenna』では2015年の2月、『「ママ友はいらない」面倒なママカーストよりも一人が気楽な理由とは』という記事を公開し、多くの反響を得ました。記事内でママ向けの子育て講座を開催する山崎洋実さんは“色々な価値観を持つ人がいる、ということを理解できていないママと無理して付き合ってもストレスになってしまうだけです”と話します。無理してストレスを溜めこむ必要はなし。関係に疲れてしまったら、少し距離を置いてリラックスしましょう。
(文・団子坂ゆみ/考務店)