■お店が混んできて相席に。断って出ようとすると……
入店したときは混んでいなかったのに、あとからどんどん人が増えてくる。場合によっては、相席をお願いされることもありますよね。これは、その「相席」をめぐって起こった出来事です。
「休日にひとりでショッピングを楽しんでいたのですが、途中でお腹が空いて、偶然見つけた洋食店にフラっと入りました。店内を覗くとそれほど混んでおらず、安心していたのですが、私が席に着いた途端に混み始めました。
メニュー表を見て『何を注文しようか』と悩んでいると、店員さんがやってきて『相席、よろしいでしょうか?』と聞かれました。チラっと見ると、スーツ姿の男性が近くに立っていたんです。知らない男性と2人掛けのテーブル席で向かい合って食べるのは気まずいと思ったので、『まだ注文していないので、私がお店を出ます』と伝えました。
すると、店員さんはなぜか焦った様子。『困ります、お客様。相席お願いします!』と大きな声で言うのです。カウンターの奥で店長らしき人がじっとこちらを睨んでいるのがとても怖く、また立っている男性もイライラしているのがわかりました。
『私がわがままを言っているのだろうか』と思い、渋々ながら相席を了承しましたが、終始気まずい空気。料理を味わうこともなく、急いで食べてお店を出ました。帰宅後、冷静になって考えると、『お店側の対応がおかしかったのではないか』と。その日は、イライラして眠れませんでした」(40代・女性)
自分は何も悪いことをしていないのに、その場の空気で悪いことをしているように感じることってありますよね。サラッと流してしまったけど、「困ります」という店員の発言も謎すぎる!
■髪の毛が入っていたのに謝罪なし
続いては、「異物混入」のお話。店員に伝えても、謝罪すらなかったといいます。
「夫と焼き肉屋さんへ行ったときのこと。夫が、『ここの卵スープがおいしい』と言うので注文しました。どんぶり鉢にたっぷり入ったスープは、夫の言うとおりとてもおいしかったです。
しかし、レンゲで具をすくって食べようとすると、野菜と卵が塊になっていました。崩そうとしてもなかなか崩れず、よく見ると、長い髪の毛が絡まっていました。
すぐに店員さんを呼び、実物を見せながら説明したのですが、その店員さんはなぜか不機嫌な顔。無言で下げていきました。数分後、先ほどの店員さんがまたやってきて、無言で卵スープを置いていきました。
終始不機嫌そうな顔をして、ひと言の謝罪もなし。せっかくの楽しい気持ちが沈んでいきました。そのせいか、最初のスープはおいしかったのに、再度持ってきてくれたスープはまったおいしくなくて、味がしませんでした。
夫も私も嫌な気持ちになり、さっさと帰ることに。この件があってから、そのお店には行っていません」(40代・女性)
人が作るものなので、いくら気を付けていても髪の毛が入ってしまうことはあるでしょう。ただ一言「ごめんなさい」という言葉があればこちらの気持ちも変わるのに、どうして素直に謝れないのか……。
(文・イラスト:ママテナ編集部)