管理栄養士のともゆみです!最近、わが家では卵黄を醤油に漬ける卵黄漬けが大流行。でも、余った卵白の使い道にいつも悩んでいました。そんな中、卵白を冷凍するという画期的な保存方法を発見!もうその日のうちに使い切らなくてもいいですね♪紹介していたのは、ニチレイフーズのサイト『ほほえみごはん』。卵白の冷凍方法と、その使い道まで教わっちゃいました。さっそく詳しく紹介していきます!
冷蔵保存の”卵”を生で食べられる「賞味期限」は…「2週間」「1か月」「2か月」どれ?【食品保存クイズ】
冷凍食品でおなじみのニチレイフーズはホームページ内で「ほほえみごはん」という食サイトを運営しています。「冷凍で食を豊かに」というキャッチフレーズで、いろいろな食材の冷凍保存方法やアレンジ方法などを紹介しています。
卵白の冷凍方法(1か月保存可能)
余った卵白は、1個ずつラップに包んで冷凍します。 まとめて冷凍用保存容器に入れてストックしておけば、いつでも好きな分だけ使えて便利です。
【冷凍方法】
1. 深さのある小さめの容器にラップをふんわりとかけ、中央をくぼませます。ラップのくぼみに卵白1個分をそっと入れます。
2. そっとラップの端を持ち上げ、なるべく空気が入らないよう茶巾絞りのようにラップをねじり、輪ゴムで留めます。
3. 冷凍用保存容器に並べて入れ、フタをして冷凍します。
【解凍方法】
冷蔵庫で6時間ほど解凍し、料理やお菓子に加熱調理して使います。もしくは、ラップから出した卵白を耐熱容器に移し、ふんわりとラップをして1個分(約25g)につき電子レンジ(200W)で1分20秒ほど加熱し、半解凍状態にしてから冷蔵庫で解凍すると時短になります。そのさい、電子レンジで加熱しすぎると、卵白が固まってしまうので気をつけます。
実際に解凍してみます。ひと晩冷凍したものを出しました。
輪ゴムは外せましたが、カチコチの卵白とラップがくっついてラップが取れません。
ラップはそのままで、輪ゴムだけ外した上の画像の状態で200wの電子レンジに1分20秒加熱してみました。加熱後ラップは何とか取れました。こちらがその画像↓
まだまだシャリシャリですね。この状態で冷蔵庫に入れて解凍しました。解凍するまでに2時間かかりました。
卵白の使い道アイデア
~スープの仕上げに~
余った卵白は汁物にくわえて卵スープにすると◎。鍋でスープやみそ汁を作り、煮立ったところに卵白をくわえ、火を通します。鍋に入れる直前に卵白を箸などで軽くかき混ぜておくと、卵がふんわりと固まりやすいです。
豆腐と長ねぎの中華スープの仕上げに解凍した卵白1個分を入れ再沸騰させて火を止めました。汁ものに入れられるのは卵白を消費しやすくていいですね。ふんわりと出来ましたよ。
~つくねやハンバーグのつなぎに~
冷凍した卵白は、つくねやハンバーグなど挽き肉料理のつなぎとして使うことも可能です。肉ダネに自然解凍した卵白を加えて混ぜれば、ふんわりジューシーな仕上がりになります。
卵白だけでつなぎになるんですね。この後、つくねにしましたが、ふんわりとやわらかい食感のつくねが出来ました。
~メレンゲにしてお菓子作りに~
お菓子作りに活躍するメレンゲは、一度冷凍し半解凍した卵白で作ると簡単です。卵白は冷凍すると粘り気が弱まり、空気が入りやすくなるので、ハンドミキサーなしでもすばやく泡立つようになります。メレンゲはクッキーやマカロン、シフォンケーキなどに使えます。冷凍卵白は1個分(約25g)につき冷蔵庫で3時間30分ほど置くと、半解凍状態になります。
冷凍した卵白を冷蔵庫で3時間30分解凍したものです。絶妙な半解凍状態になりました。
こちらを使って泡だて器でメレンゲを作りました。ハンドミキサーを使わずにやると普段はとても時間がかかるのですが、2分ほどで角が立つほどに泡立ちました。
卵白の成分
卵のエネルギーは、100gにつき卵黄336Kcalに対して卵白44Kcalと低カロリー。卵白の90%近くが水分で残りの主成分はたんぱく質で脂質はほとんど含まれていません。また卵白には全身の細胞の再生と成長を促すビタミンB2が多く含まれます。ビタミンB2は脂質代謝に関わり、皮膚や爪などの健康維持に役立ちます。不足すると口内炎や肌荒れの原因になるので日頃から不足しないように気をつけましょう。
卵白は冷凍しても問題なく使うことが出来るとわかりました。今後卵白だけが余ってもその日に無理に使わなくて済むのでうれしいです。ただ、思ったより解凍に時間がかかるので、使う時は早めに冷蔵庫に入れて解凍しておきましょう。参考にしてみてくださいね。
参考文献:
文部科学省 日本食品標準成分表 2020年度版(八訂)
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版
配信: あたらしい日日
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