育休から職場復帰する時期はいつ?
育休から職場復帰をする時期は、いつ頃がベストなのでしょうか?はじめに、復帰の時期を見極めるポイントについて見ていきましょう。
復帰のタイミングは人により様々
復帰のタイミングは、人によって様々です。半年で復帰する人もいれば、2年以上育休を取る人もいます。
職場に復帰する時期は、自分の意思だけで決められるものではありません。職場の労働環境や、保育園の空き状況にも左右されるのです。
まずは自分が「いつから働きたいのか」を明確にした上で、職場の上司と話し合ったり、入園の申し込みをしたりして、タイミングを調整する必要があります。
職場復帰をスムーズに行うために
職場復帰をスムーズにするためには、いくつかの事前準備が必要です。仕事を再開したあとで「うまくかみ合わない」となってしまわないように、しっかりと整えておきましょう。
生活ペースを整える
職場に復帰する時期が決まったら、まず取り組みたいのが「生活ペースを整える」ことです。
出産してしばらくの間は、夜中の授乳など、赤ちゃんのペースに合わせた生活が続きます。朝寝坊したり、食事の時間が不規則になったりすることもあるでしょう。
しかし復帰後は、毎朝決まった時間に出勤しなければなりません。パパやママはもちろんですが、保育園に通う子どもにも、規則正しい生活習慣を身に付けさせる必要があります。
復帰後のタイムスケジュールに合わせて、早めに生活ペースを整えることを心がけましょう。
社内の状況を確認しておく
自分が担当する業務の詳細や、一緒に働くメンバーの様子が事前に分かっていると、仕事をスムーズに再開できます。復帰までに、仕事に必要な知識を仕入れることも可能です。
また、保育園のお迎え時間や行事の日程など、個人的な状況をあらかじめ周囲に伝えておくことで、会社側も仕事量を調整しやすくなります。
復帰の時期が近づいたら、上司や同僚に連絡を取り、社内の状況を確認しておきましょう。
会社の変化を受け入れる準備をする
産休を取ってから職場に復帰するまでは、短くて数カ月、長ければ3年ほどかかります。
この間に人事異動や部署の統廃合、システムの変更などで、会社の環境が変わっていることがあります。
元の職場だからと懐かしい気持ちで戻ったら、「まるで違う会社になっていた」というケースもあり得るのです。
このような変化についていけず、分からないことばかりで落ち込んだり、知らない人ばかりで孤独になったりするママはたくさんいます。
最初から「元の場所に戻る」という意識を捨て、会社の変化を受け入れることが大切です。
子どものケアと準備も忘れずに
職場復帰するにあたって、忘れてはならないのが「子どもへの配慮」です。子どもが安心して保育園に通えるように、しっかり準備してあげましょう。
ママと離れることに慣れてもらう
今までずっと一緒にいたママと離れるのは、子どもにとって大事件です。急に知らない場所に連れて行かれて、その上ママがいなくなったら、びっくりして泣くのも無理はありません。
出勤前に泣かれるのはお互いにつらいので、事前に一時保育などを利用して、ママと離れることに慣れてもらいましょう。
保育園が決まったら、慣らし保育を利用するのもおすすめです。先生の顔を覚えさせれば、驚いて泣くことも少なくなります。
頼れるサービスを調べておく
保育園に預ける際は、次の2点に備える必要があります。
・子どもの病気やケガ
・急な残業
保育園では、熱がある子どもは預かってもらえません。登園後に熱が出たり、ケガをしたりした場合、仕事を中断してお迎えに行く必要があります。
どうしてもお迎えに行けない場合に備えて、病児保育ができるサービスに登録をしておくと安心です。
急に残業することになり、夫や祖父母にもお迎えを頼めない場合、送迎代行サービスが役に立ちます。
当日になって慌てないためにも、料金や利用条件などを事前に調べておくとよいでしょう。
夫と役割分担を決めておく
職場復帰は、夫と家事や育児を分担するよい機会です。夫の協力があれば、ママの負担が減り、日々の生活にゆとりが生まれます。
夫が分担する家事は、ママが苦手なものや、あまり経験のないものがおすすめです。ママの方が得意な家事を任せると、つい手伝ったり口出ししたりして、夫の機嫌を損ねることがあります。
任せられる家事が少ない場合は、保育園の送迎や持ち物の準備といった、今後発生する家事を任せるのもアリでしょう。
まとめ
仕事への復帰は楽しみな反面、時期の調整から子どものケア、家事の分担まで準備することがたくさんあります。
育休中とは生活が大きく変わるため、夫や祖父母などの家族の協力や、外部サービスとの連携も不可欠です。
復帰後も安心して働けるように、計画的に準備を進めてくださいね。