冒頭、「2日前にホームーページで発表しましたが、また改めてご報告いたします。私、浅田真央は選手生活を終える決断をいたしました。長い選手生活だったんですけど、たくさん山がありました。でも、そのたくさんの山を乗り越えられたのも支えてくださった方々や、たくさんのファンの方々の応援があったからだと思っています。今日は感謝の気持ちをみなさんにお伝えできればと思い、このような場を設けさせていただきました」と挨拶した浅田。
たくさんの質問が浴びせられるなか、「自分がやりたいと思って、望んでやってきた道なので、(スケートを)つらいと思ったことはありません」「(フィギュアは)人生かな、というふうに思います」など、これまでの道のりを振り返り、一つひとつ、しっかりと自分の言葉で語る姿が印象的だった。
そして最後に「(引退を)発表してからは本当にこの2日間、温かいお言葉をいただいて、晴れやかな気持ちで引退を迎えることができました…スケート人生で経験したことを忘れずに、これから新たな目標を見つけて、笑顔で前に進んで行きたいと思っています…みなさん応援どうもありがとうございました」と、時折後ろを向き、涙を指でぬぐいながら締めくくった。
今後はプロスケーターとしての活躍が期待される浅田。メダルの重圧から解き放たれ、晴れてフリー(自由)となって氷上で舞う彼女のこれからを温かく見守りたい。
(文/池野フナ子)
本記事で使用している画像は以下ウェブサイトのスクリーンショットです
浅田 真央オフィシャルウェブサイトより