その後、東京の銀座では現金数千万円が入ったバッグを男性が奪われるほか、福岡空港国際線ターミナルでは、7億円超を国外へ持ち出そうとした男性4人が関税法違反容疑で逮捕されるなど、国内で大金に絡んだ事件が相次いでいます。
●大金の事件で気になる…3.8億円の重さってどのくらい?
今回の一連の大金の事件を聞いて、その重さについて気になった人も少なくないのでは? そもそも仮に強奪や窃盗に成功しても、重すぎて持ち運ぶことができないなんてことはないだろうか…。
いったい、3.8億円はどのくらいの重さになるのか? 『日本銀行』のウェブサイトを調べてみると、現在発行されている銀行券は、その金額にかかわらず、1000枚で約1キロ程度(1枚で1グラム)の重量があるとのこと。ということは、3.8億円の場合、3万8000グラムということなので、38キログラムの重量ということに。
約40キログラムということは、お米の10キロ袋4つ分。灯油を入れるポリタンク2つ分程度。屈強な男性なら持つことはできるけど、持ち逃げるには少々重すぎる印象を受けますが、スーツケースに入っていたのなら多少は持ち運びやすかったということでしょうか。
●ちなみに宝くじが当選した場合は?
そんな大金を持ち運ぶ経験は、なかなかあるものではありませんが、もし考えられるとしたら、宝くじの当選金…? 1等前後賞合わせると、6億円も考えられる宝くじの場合、100万円以上を超える当選金は、すぐに受け取ることができず、後日現金渡しか振り込みになるそう。しかし、現金渡しの場合、特にケースやバッグも用意はなく、警備も用意されないため、当然危険が伴います。
リスクを呼び込まないよう、やはり大金は持ち歩かないがベスト。大金の移動の際は皆様ご注意を。
(文・金王坂ゆみ/考務店)