●おかずは見た目の彩りを重視!
「おかず作りのポイントは色彩。見た目が鮮やかだと、子どもの箸も進みやすくなります。朝の準備を簡単にするなら、作り置きのおかずを数種類用意して、色で管理するのがおすすめです。例えば、黄色のおかずのカボチャの煮物や卵焼き、緑はほうれん草やピーマンのお浸しなど。お弁当に入れるときは色別に詰めていきます。無理をしないのも大事。もし卵焼きがなくなっても、黄色のおかずのカボチャがあれば、その日卵焼きは作り足ししません」(Mayu*さん 以下同)
また、前日にできるだけ下準備を済ませておくのも朝に慌てないポイントだという。
「お味噌汁を持たせるなら、前の日の晩に具材を出汁で煮て冷蔵庫にしまっておきます。朝はお味噌を溶くだけ。作り置きのおかずを活用して、朝に料理をするなら、お肉やお魚、卵焼きを焼くぐらいがいいと思います。急ぐといつもできていることができないもの。少なくとも、前の日にどんなものを入れるか考えておくといいですね」
●子どもにお弁当で何を食べたいか聞いてみよう
卵焼きやハンバーグ、オムライスなど、親が思う子どもが好きなメニューを入れるだけでなく、ときには子どもに「何を入れてほしい?」と聞いてあげるとコミュニケーションの一環にもなるという。
「子どもに学童へ行ってもらうとき、できれば機嫌よく出かけてもらいたいですよね。お弁当は、親子の仲を取り持つ一つの手段でもあります。例えば、前日に何が食べたいかを聞いて、『今日は好きなおかずを入れておいたよ』と言って渡すと、子どもはいつも以上に喜んでくれます」
ママからすれば、長期の休みが始まるとお弁当作りを負担に感じてしまうことは少なくない。でも、頑張って作った分、子どもが喜んでくれればママとしてもうれしいもの。毎日続く学童弁当は、がんばり過ぎず作り込み過ぎず、親子で楽しむ気持ちを持って乗り切ろう!
(ノオト+石水典子)