こんなにたくさん!プログラミング言語の種類
普段パソコンを使っているとき、Officeの場合「VisualBasic」という単語を目にすることがありますが、これもプログラミング言語のひとつです。また、ウェブサイトを作成したことがあるなら、「PHP」という言語も耳にしたことがあるかもしれませんね。
ほかにも、Windowsでよく使われている「C#」やゲーム開発などでよく使われる「C++」、iPhoneアプリは「Objective-C」、Androidは「Java」といったプログラミング言語で開発されています。これ以外にもウェブサイトでよく使われる「JavaScript」など、世の中にはたくさんのプログラミング言語があります。
言語を知らなくてもプログラムができる!ビジュアルスクリプティング
こんなにたくさん種類があるなんて…と難しく考えるママもいるかもしれませんが、実は、言語を覚えなくてもプログラムが作れる「ビジュアルスクリプティング」というツールもあります。
「Scratch」に代表されるこれらのツールは、ウェブサイトやスマホ・タブレット用アプリで、イラストなどを配置し、日本語で書かれた「○○歩動かす」「○○度回る」といった命令が書かれたブロックを組み合わせて、簡単なゲームを作ることができるというものです。
将来を考えるなら、言語も覚えておきたい…
「ビジュアルスクリプティング」は、プログラムに必要な“論理的思考”を養うには大変有効。しかし、入門としては最適ですが、結局これだけでは用意されたパーツの範囲でしかプログラムを作ることはできません。本格的なプログラムの入門には何が最適なのでしょうか…?
もしご家庭にiPadがあるのであれば、「Swift Playgrounds」がオススメです。あらかじめiPadで動作するゲームのひな形が用意されており、設問に対応する形でプログラムを書くと、ゲーム感覚でiPad用ソフトがいつの間にか作れてしまうというツールです。
ママやパパがウェブサイト作成やゲーム機でプログラムをかじったことがあるという場合は、「Python」がイチオシ! あまり聞き慣れない言語ですが、世界的にはとてもメジャーな言語で、Googleでも広く使われている言語なんですよ。WindowsでもMacでも、ウェブサイト上でも動くプログラムを、とても簡単な記述で作成することができるのが、Pythonの特徴のひとつです。
いよいよ、誰もがプログラムを書ける時代がやってきそうな予感。子どもに聞かれても答えられるよう、今のうちに予習しておいたほうがいいのかも?
(文・姉崎マリオ)