●ほかの親子の子育ての様子をキャッチ
最近の傾向は、乳児期からイヤイヤ期を心配しすぎるママが少なくないこと。外出先などでイヤイヤモンスターの光景を見ると、「わ~、私、やっていかれるのかな?」と思ってしまうかもしれませんね。少子化や核家族化もあって、いろいろな年齢の子どもの様子や、親が対応している様子を見る機会が減っています。イヤイヤ期と言っても、1日中言っているわけではありませんし、ママの言葉かけで収まることもあります。
できるだけ家にこもらずに、子育てひろばや公園に出かけて、親子の様子をキャッチしてみましょう。また、ママ友に「歯みがき嫌がるんだけど、お宅はどう?」など、聞いてみるといいですね。ほかの家の子育てを聞くことで、わが家と同じように悩んでいるということがわかったり、「その方法、今度やってみよう」と別なアイディアを聞けるかも知れません。
あまりにも対応に困ったら、子育てひろばのスタッフや地域の保健センターに相談してみるのもおすすめです。
●ママの心の疲れを取って、リフレッシュ
疲れがたまるとイライラしやすくなります。心に余裕がある時には「また、イヤが始まった~」なんて受け流せるのに、余裕がなくなるとイライラして、子どもがぐずり……という悪循環に陥ってしまうこともあります。「私、疲れてるな」「イライラすることが多いな」と思ったら、一時預かりやファミリーサポートに子どもを預け、心と体を休めたり、リフレッシュする時間を持ちましょう。育児ノイローゼやウツに陥る前に、早めに心と体を休めることが大切です。
イライラの解消方法は、人それぞれ。ハーブティーをゆっくり飲む、友だちとしゃべる、美味しいものを食べるなど、自分に合ったリフレッシュ法を見つけておきましょう。子どもの心に触れる絵本を読んでみるのも、おすすめです。
文/高祖常子
NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事、認定子育てアドバイザーほか。叩かない子育て講座、子ども虐待防止や、家族の笑顔を増やすための講演活動も行う。3児の母。
NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事、認定子育てアドバイザーほか。叩かない子育て講座、子ども虐待防止や、家族の笑顔を増やすための講演活動も行う。3児の母。