夫が仕事でミスをしたら…妻が絶対にやってはいけない5カ条

第2回 もしも夫が仕事でミスをしたら…?
もしも夫が仕事でミスをしたら…あなたならどうする? 苦難に立たされたときこそ試されるのが妻の手腕と夫婦の絆だが、はたして妻として、どんなアクションを取るのがベストなのだろうか? 逆に夫を追い込む、絶対にやってはいけないアクションとは? 数々の逆境を乗り越え、心理カウンセラーとして高い人気を誇る小川のりこ氏に聞いた!

●妻が絶対にやってはいけない5カ条とは?

「基本男性は、ミスしたときや落ち込んだ時、そっとしておいて欲しいもの。励ましの言葉よりも、一般的に妻は普段とあまり変わらない姿勢を貫くのが効果的だと言えます。男性は“責任”を背負ってしまう生き物です。仕事でのミス自体が責任問題な上に、家族に話すことによって家族への責任をまた背負い込んでしまうため、妻がうろたえて追及してしまうと、彼らは居場所がなくなってしまいます。それを知っておくだけでも、妻の行動は変わってくると思いますよ」(小川氏 以下同)

小川氏が話す、妻がやってはいけない5カ条は次の通りだ。

1.ミスした理由を問い詰める
「夫が仕事でミスをした。妻としては当然不安になります。“どうして…! なんでなの?”といろいろ聞きたくなりますが、本人が自から話す場合は別として、話したがらない、そっとして欲しい男性も多いです。また男性は罪悪感を持ちやすいので、直接的に責めなくても、こういう聞き方の場合は、責められたと感じてますます落ち込むこともあります」

2.ながら聞きをする・アドバイスをする
「男性が自らミスを話すのであれば、家事や育児をしながらではなく、向き合って”しっかり”と聴いてあげて下さい。その際、アドバイスは必要ありません。男性は、社会でうんざりするほど指示されたり命令されたりしているので、女性からのアドバイスも聞きようによっては”命令”と勝手に解釈してしまう場合があります。ただしっかりと聴いてあげるだけで十分です」

3.励ます
「”頑張ってね””大丈夫だから””元気を出して”…どの言葉も悪い言葉ではありません。ただ、男性によって反応は様々です。この言葉で元気になる人もいれば、逆に他人事にされたように感じて悲しくなる人もいます。基本的に励ましはいりません。言葉をかけるとしたら、”しんどかったね””大変だったんだね”と、寄り添うような声掛けの方がいいですね」

4.ミスした後のことを話し合う
「妻の立場としては、この先の不安を抱えることになりますが、先のことや今後のことは話さず、まずは見守った方がいいでしょう。男性は基本、”今”を重視する生き物であり、”未来”はあまり考えられません。女性はこの逆で、今よりもつい”未来”を考えてしまうもの。今の彼の心情にフォーカスしてあげて下さい」

5.一緒に落ちこむ・うろたえる
「妻としては当然してしまうことかもしれませんが、出来るだけ笑顔でいてあげて下さい。そして少しいつもよりやんわりとした対応でリラックスできる雰囲気を作ってあげて下さい。一緒になって落ち込むと逆効果になる可能性があります」

妻がやってはいけないこと

●妻は夫に寄り添い、リラックスさせてあげよう!

落ち込んでいる夫を妻として励ますよりも、休日にリラックスさせてあげる方が効果的だと語る小川氏。

「ギターや釣り…もしも趣味を持っている夫ならば、好きなように一日過ごさせてあげればいいし、家族でどこかに行くならば、仕事のことを思い出さないような日常からかけ離れた提案をしてみてはいかがでしょうか。決して無理強いはせず、夫が“一緒に出掛けよう!”という時だけ出掛けるようにして下さい」

うろたえず、不安を与えず、そばにいてゆったりした時間を一緒に過ごすことが得策。弱った時に支えてこそ、夫婦の絆が深くなるのもまた事実。外で闘う戦士を、いつ何時も動じずに支えてあげることが、良妻賢母への第一歩なのかもしれない。

(取材・文/吉富慶子)


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小川のりこ
小川のりこ
心理カウンセラー(カウンセリングサービス)
虐待経験を持ち、学生時代にはいじめを経験、死に直面するような生き方を長くし続ける。 過去のあらゆる経験をもとにしたカウンセリングを得意とし、お客様に徹底的に付き合い、共に成長するスタイルを取る。 人を深く愛する姿勢が、多くのお客様より支持されている。
虐待経験を持ち、学生時代にはいじめを経験、死に直面するような生き方を長くし続ける。 過去のあらゆる経験をもとにしたカウンセリングを得意とし、お客様に徹底的に付き合い、共に成長するスタイルを取る。 人を深く愛する姿勢が、多くのお客様より支持されている。