愛犬が天井をじっと見つめているのはなぜ? その4つの理由から注意点まで解説

愛犬が天井をじっと見つめているのはなぜ? その4つの理由から注意点まで解説

『愛犬が天井をじっと見つめている理由』についてまとめました。天井をじっと見つめるときに犬が見ているもの、聞いているもの、注意したい病気など解説します。

愛犬が天井をじっと見つめている理由

愛犬が天井をじっと見つめているとき、私も同じところをじっと見つめてみるのですが、理由が分かるときもあれば、全く分からないときもあります。

我が家は、超小型犬・中型犬・猫の多頭飼いなのですが、2匹または3匹で天井の同じ場所をじっと見つめていると、(絶対何かあるに違いないっ…!)と、ゾッとしてしまうこともあります。

そこで今回は、愛犬が天井をじっと見つめている理由について解説します。理由が想像できれば少しは不安が解消されるかも?!

1.リラックス状態にある

犬がリラックス状態にあるとき、天井をじっと見つめていることがあります。

何も考えず、一点を見つめながらボーッとしていると、心拍や血圧が下がり、筋肉がリラックスし、全身が心地よい状態になるのです。

人間は心を落ち着かせるために瞑想をすることがありますが、犬が天井をじっと見つめることにも瞑想をするのと同じ効果があるのではないでしょうか。

2.音や声を聞いている

愛犬が天井をじっと見つめているとき、声や音を聞いていることがあります。

一軒家で暮らしている場合では、天井裏の虫や野生動物の声や音を聞いているのかもしれません。天井裏に巨大なハチの巣が出来ていた、なんて話もよく聞きますよね。

1階の部屋の天井を見つめているときは、2階の部屋にいる家族の声や音を聞いているのかもしれません。

アパートやマンションで暮らしている場合では、上下左右から様々な声や音が聞こえてくるのでしょうね。上の階で暮らす犬や猫の声や音も聞き取っているのではないでしょうか。

3.小さな虫の動きを見ている

愛犬が天井をじっと見つめているとき、天井の壁に止まっている小さな虫の動きを見ていることがあります。

犬の視力は0.1~0.3ほどですが、言わずと知れた、優れた動体視力の持ち主ですよね。視力では見ることができない虫の動きも、動体視力では捉えているのでしょう。

また、犬の優れた聴力を考えると、小さな虫が羽をバタバタと動かすときの微かな音を聞き取っている可能性もあるのではないでしょうか。

4.空気中に舞うホコリを見ている

愛犬が天井をじっと見つめているとき、空気中に舞うホコリを見ていることがあります。これもまた、視力ではなく、動体視力によるものなのではないでしょうか。

部屋の中に日光が差し込んだとき、私たちにも空気中に舞うホコリがキラキラと光って見えることがありますよね。

愛犬が天井をじっと見つめているときの注意点

愛犬が天井をじっと見つめている理由は前章で説明できました。

実は、犬は上記の理由以外でも天井をじっと見つめていることがあります。そのような場合はどのようなことに注意すべきなのでしょうか。

体のどこかに痛みがある可能性

体のどこかに痛みがあるのでは…と考えることができます。天井をじっと見つめているときの犬の体勢をよく見てみましょう。

座って天井を見上げているでしょうか。立って天井を見上げているでしょうか。伏せて天井を見上げていることもあるかもしれません。

もしかすると、体のどこかに痛みがあり、少し上を向くことで、その痛みが緩和されるのかもしれません。首や背中や腰に痛みがないか、確認してみましょう。

認知症の可能性

犬が一点を見つめながらボーッとしているのは、認知症の初期症状としてよく見られます。

天井をじっと見つめることもありますし、壁をじっと見つめることもあります。飼い主の呼びかけにも反応が薄くなったり、体に触れるとビクッと驚いたりすることもあります。

高齢になると活動量が減ります。寝て過ごす時間も多くなります。認知症の初期症状である場合には、なるべく活動量を増やすことで進行を緩やかにしましょう。

毎日お散歩に行くことが何よりの進行予防になると思います。無理はさせず、窓辺や庭やベランダで日光浴を楽しむだけの日があってもよいと思います。

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