逆上がりの知っておきたい基礎知識
まず、逆上がりの練習方法と実践に入る前に、知っておきたい逆上がりの素朴な疑問について、笹木コーチに聞いてみました。
Q1.逆上がりの鉄棒の持ち手は順手(鉄棒の上から握る)がいいの? 逆手(鉄棒の下から握る)がいいの?
「すべての筋力が発達している子はどちらでも大丈夫ですが、例えば“腕力はあるけど、腹筋・背筋が弱い子”は、より力が入りやすい逆手(写真上)がおすすめ。“腕力はないけど、腹筋・背筋が強い子”は、順手(写真下)がおすすめです。鉄棒を握るときの注意点は、必ず親指を鉄棒に巻きつけて握ってください。(写真参照)
Q2.逆上がりするとき、鉄棒の高さはどのくらいがいいの?
「自分の身長の腰から胸の間くらいの高さが理想です。わかりやすいのは、脇にタオルをはさんでそのまま鉄棒を握ってタオルが落ちない高さ。なぜその高さかと言うと、脇がしっかり締まる高さであることが重要なんです。脇があけばあくほど鉄棒とおへその距離が遠くなって遠心力が有効に使えないので腕力が必要になってしまうからです。初心者の場合は低ければ低いほど腕力が必要ないので回りやすいんです。なので、小さいお子さんの場合、まず最初は公園のブランコの柵で練習するのがおすすめ!」(注:必ず誰もブランコを使用してないことを確認すること!)
Q3.逆上がりができない理由はなんですか?
「これは、人それぞれですが、例えば腕力も腹筋も背筋も強い子は、勢いを使わなくても筋力で体を持ち上げて回れてしまいますが、これはかなり上級者です。一般的なお子さんは、やはり筋力もそんなにないので、踏み切りと振り上げの反動をうまく利用して素早く回ることが必要になり、それができていないとなかなか回れません。なので、できない子はそのための練習を鉄棒練習の前に徹底的にすることがポイントになります。」
Q4.逆上がりはやっぱり太ってる子や体が大きい子にとって難しいの?
「これは先入観ですね。大事なことは、自分の体を支える筋力があるかどうか? または、回る反動をうまく使えるかどうか? であって、太っていても体が大きくても、それさえ身に付ければ可能なので、やる前から諦めずに!」
逆上がりの疑問が解決したところで、いよいよ練習方法と実践!
逆上がり上達への近道は、マット運動!!
「練習方法ですが、まずいきなり鉄棒は使いません。鉄棒ができない子にとって、鉄棒で練習するほど辛いことはないんです。手は痛いし、ももは痛いし、できないし…辛くてすぐイヤになってしまいます。そこで、まずは鉄棒を使わずに、逆上がりに必要な動作とイメージを練習します。逆上がりの上達への近道は、実はマット運動が有効なんです。まずは、逆上がりの一連の流れ①踏み切り②振り上げ足の振り上げ~遠心力で踏み切り足を振り上げ足に揃える③おへそが鉄棒の上に乗る、という動作のイメージを体に覚えさせるために、マット、もしくは自宅なら布団やマットレスの上で練習します。ポイントは、親子で遊びながら楽しく練習することです」
≪ステップ1≫だるま起きの練習
体育座りをして、後ろに転がってそのまま起きる。そのとき、手は膝を抱えたまま絶対に離さず頭がマットに付かないようにして起き上がる。(ここで、手を離さないと起き上がれない子、横にパタンと倒れちゃう子は、腹筋・背筋が弱い)。
≪ステップ2≫後転の練習
次は、目の前に鉄棒があると思って、手の格好は逆上がりするときの形にして、そのまま後ろに素早く転がって両足のつま先を床につける後転の練習。
≪ステップ3≫後転の練習
逆上がりするときと同じ手の格好と踏み切りで後転する練習。踏み切り足で踏み切る⇒逆の足を振り上げ~両足揃える⇒揃えた両足のつま先を床に付ける。そのとき、“ドン・イチ・ニ”と必ず声を出して素早く回る練習をたくさんする。とにかく“素早く”が一番のポイントです。
以上を徹底的に練習したら、いよいよ“後編”は鉄棒を使った練習と逆上がりの実践です!
撮影/岡村智明 イラスト/尾代ゆうこ 取材・文/横田裕美子
指導・監修
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