●妻が夫以外の誰かに恋したくなるときとは?
まずは、率直に「夫以外の誰かと恋愛してみたいと思いますか?」と聞いたところ、「はい」と答えた妻は61.4%、「いいえ」は38.6%という結果に。恋愛してみたいと考えている妻が、過半数を大幅に超えました。
具体的にどのような恋愛をしたいのかについては、次の通り。
1位 肉体関係込みで、会いたいときに会える割り切った恋愛 51.3%
2位 片想いを含めて、肉体関係はない中高校生の頃のような恋愛 42.3%
3位 肉体関係込みで、友だち付き合いのようなさらっとした恋愛 25.6%
4位 肉体関係込みで、いまの生活を捨ててもいいと思えるような情熱的な恋愛 6.4%
“割り切った恋愛派”と“中高生のような純愛派”が、それぞれ多数を占めました。では、どんなときに夫以外の誰かと恋愛をしたいと考えているのでしょうか?
1位 夫に不満を感じたとき 59%
2位 素敵な男性を目の当たりにしたとき 42.6%
3位 純愛ドラマ・映画・漫画を目にしたとき 24.4%
4位 不倫ドラマ・映画・漫画を目にしたとき 12.8%
5位 友人や知人の恋愛話を聞いたとき 9%
6位 街中でラブラブなカップルを目撃したとき 3.8%
その他にも、「夫の両親や親戚から、夫が守ってくれないとき(30代・茨城県)」や「女として愛されたいと思ったとき(30代・長野県)」といった声が集まりました。
同じように「夫以外の誰かと恋愛したい」と思っている妻にも、大きく「夫に不満を感じている層」と「恋愛に憧れている層」に分かれるようです。
●恋愛したくない理由は「面倒だから」が「モラル違反」を圧倒
一方、「夫以外の誰かと恋愛したいと思わない」と回答した妻にその理由を聞いてみると、以下のような結果に。
1位 恋愛したいと思ったところで実行するのは面倒だから 40.8%
2位 現実問題、恋愛したい相手がいないから 34.7%
3位 夫と恋愛しているから 24.5%
4位 夫以外の男性に魅力を感じないから 20.4%
5位 夫以外の誰かとの恋愛を妄想するのは不純だから 16.3%
“不純”を理由に挙げた妻は少数派、むしろ“面倒さ”や“相手がいない”といった、現実的な考えに立った理由が多いようです。とはいえ、「夫と恋愛している」「夫以外の男性に魅力を感じない」と回答した妻をあわせると44.9%と、夫婦になっても恋をしている人たちが一定数いることも窺えます。
他には、「大切だと思う家族を危険にさらしてまで不倫なんてしたくない(30代・埼玉県)」、「子どものことを考えるとそんな気持ちにならないから(30代・東京都)」など、夫以外の家族に迷惑を掛けることを懸念している妻も見受けられました。
また、「夫のことは正直どうでもいいが、不倫や浮気は嫌いだし興味ない。浮気や不倫する人も許せない(30代・福岡県)」と、夫のことは脇に置いても、倫理的な観点から嫌悪感を抱く意見もチラホラ。
実際、夫以外の誰かに恋してみたいと考えている妻は、少なからず存在することが判明した今回の調査。行動に移すかどうかは別として、恋したくなる気持ちは自然に発生してしまうもの。その気持ちを上手にコントロールすることが、順風満帆な結婚生活を送るために大切なことかもしれませんね。
(取材・文=末吉陽子/やじろべえ)