20代ではお金、30代では育児・教育がトップに
夫婦喧嘩について知るために、少し古いデータではありますが、オリックス生命保険が2012年11月2日~2012年11月6日に、全国20~59歳の既婚男女1000名に実施したアンケート結果を見てみましょう。
同調査には、夫婦喧嘩の話題についての項目があります。全体の上位は、1位「態度」(31.0%)、2位「育児・子どもの教育」(30.5%)、3位「価値観」(27.2%)という順番ですが、年代別に見ると異なる結果に。
■20代
1位:お金の使い道(35.2%)
2位:育児・子どもの教育(34.4%)
3位:態度(33.6%)
20代で1位になったのは、「お金の使い道」。20代はまだまだ給与も高くない可能性もあり、お金には関してはあまり余裕がなく、パートナーの些細な出費も目に付いてしまうのかもしれません。
■30代
1位:育児・子どもの教育(38.8%)
2位:態度(34.4%)
3位:価値観(28.0%)
30代の1位は「育児・子どもの教育」。結婚し、妊娠・出産を経て、子育て真っ最中の年代だけに、夫婦喧嘩の話題も子どもに関することが多くなっているようです。
■40代
1位:態度(27.6%)
2位:育児・子どもの教育(26.4%)
2位:価値観(26.4%)
40代の1位は「態度」。パートナーの返事の仕方や物の扱い方など、日ごろの言動に対してストレスを感じてしまう年代なのでしょうか。
■50代
1位:価値観(29.2%)
2位:態度(28.4%)
3位:育児・子どもの教育(22.4%)
子育てもひと段落していそうな50代の1位は「価値観」。家庭によっては子どもも自立して、夫婦二人だけの時間が増え始める年代。長年暮らしてきたことで、相手の内面に対して思うことがあるのかもしれません。
夫婦喧嘩にはあまりいいイメージがありませんが、喧嘩をすることによって、二人の関係がより深まることもあるもの。今回のランキングで、「あるある」と共感できる項目はありましたか?
(文・山手チカコ/考務店)