仕事はどこで見つければ?
ただ、内職に興味はあっても「そもそも仕事の見つけ方がわからない」など、未知数な部分が多いのも事実。そこで、副業支援サイトなどで知られる「ネットピコ」の中野貴利人さんに内職の探し方を聞いてみた。
「内職は、おもに専門の求人サイトから探すことができます。いわゆるクラウドソーシングとよばれるサイトで、『クラウドワークス』『ランサーズ』『シュフティ』などが有名どころ。どれもクラウドソーシング黎明期からあるサイトなので、求人が万単位で掲載されていますし、信頼度も高いです」(中野さん 以下同)
なかでも『シュフティ』は、高度なスキルを必要とする求人が少なく、美容系など女性向けの求人が数多く掲載されているので、主婦にはおすすめとか。
サイトに登録してしまえば、あとは自分に見合った仕事を探して応募し、受注された作業をこなすのみ。受注以降は企業と直接やり取りができ、仲介料を差し引かれることもないので、純粋に対価を受け取ることができるという。造花作りなどのイメージしかなかった時代に比べると、内職ははるかに進化していた! これなら、初めてでも手を出しやすそう。
うまい話には要注意…!
ただ、そんな内職にも決して引っかかってはいけない落とし穴が。
「いわゆる詐欺ですね。例えば『スキルアップして賃金の良い内職がしたい』と考える人に向けた通信講座は、お金をだまし取られるケースが少なくありません。同様に、賢く稼ぐためのノウハウを収録した情報商材も、実際には活用できない情報ばかりで使いものにならないと言います」
最初のうちは作業に慣れず収入も少ないため「もっと稼ぎたいから」と手を伸ばしたくなるが…それよりは、目先の作業に慣れて効率を上げていく方がよっぽど収入に繋がりそうだ。うまい話に丸め込まれないよう、くれぐれも注意を!
「内職は『合わなければやめる。楽しければ続ける』という選択を手軽に行えるのが利点。気になる仕事を見つけたら、とりあえず始めてみることが大事ですよ。加えて『○年で▲万円貯金したい』『そのために、毎月■万円稼ごう』といった具体的な数値目標を定めると、モチベーションアップにも繋がり、長く続けることができます」
昔に比べて、探しやすく始めやすい環境になっている内職。家事や育児に余裕が出てきたら、検討してみては?
(松本まゆげ+ノオト)