「数年前に比べて景気が上がりつつある今は、内職の求人数が増え、働き手が減っています。そのため、比較的好みの仕事にありつきやすい環境なんですよ」
こう教えてくれたのは、副業支援サイトを運営する「ネットピコ」代表の中野貴利人さん。これは良いタイミングかも! そこで、実際にどのような業務があるのか、高度なスキルが不要なものを中心に紹介しよう。
●ライティング系
クラウドソーシングサイトで応募可。与えられたテーマでコラムを書く「WEBライター」や、ブログ風に体験談を執筆する「ブログライター」、さらに文章の「添削」まで様々。相場は、500文字程度だと300円前後が多い様子。文才の有無は関係ない内容もあるので、初心者でもトライしやすい。
●事務系
クラウドソーシングサイトで応募可。商品や企業などの情報をひとつのシートにまとめていく「データ入力」や、会議の音声を文字に起こす「テープ起こし」、商品の使用感をまとめる「サンプルモニター」が一般的。テープ起こしは、1件1000~3000円程度が相場だが、学術など専門的な内容になると報酬も少し高めに。
●製作系
上記の2項目と違い、自分で作った製品をWEBマーケットで販売して収入を得る方法。「tetote」というマーケットサイトが有名だ。手芸品やネイルチップから家具に至るまで、様々なものを販売できるため、収入はピンキリ。企業からの発注に依存しない副業の形として注目されており、趣味の延長線上で稼いでいる主婦も多いという。
「特にライティング系は、主婦の視点や主婦ならではの体験談を求めている仕事も多くあります。昨今、単価が上がっているという話もあるので、狙い目ですね。また撮影した写真を『写真販売サイト』に売るのも小遣い稼ぎとしておすすめ。子どもが写っている画像素材は需要が高いようです。もちろん、プライバシーをしっかり考慮した上で、ですが」(同)
気になる収入だが、ライティングや事務の内職で、月5万円程度を稼ぐことは可能だとか。「毎月の収入がこれだけ増えるだけでも、生活水準は大きく変わります。賃貸住宅なら、もう少し条件の良い物件に住むこともできますよね」とは中野さん。確かに、この収入増は大きい! ネットでいろんな副業が探せるサービスも出てきているので、気になる人はちょっと覗いてみる?
(松本まゆげ+ノオト)