インプラントが変色した後の対処
インプラントが変色してしまったらどうすればいいでしょうか?
インプラントの上部構造である人工歯(補綴物)が変色してしまった場合、まずは歯科医師に相談することが重要です。一般的に、人工歯の変色は定期的なクリーニングや特定の洗浄剤を用いて改善できますが、深刻な変色や変更が必要な場合もあります。このようなケースでは、インプラントメーカーや歯科医師によって異なりますが、多くの場合、人工歯(補綴物)の交換が可能です。インプラント自体が変色しているのではなく、上部の人工歯が変色していることが一般的です。
インプラントの歯茎が変色した場合の対処法を教えてください。
インプラントの歯茎が変色した場合には、変色の原因によって異なる対処法があります。
歯茎が赤く腫れる場合:
治療後すぐに腫れる場合は、通常2〜3日で自然に収まります。時間が経過後に赤く腫れる場合は、インプラント周囲炎の可能性があるため、自己判断せずに歯科医師に相談し治療を受けるべきです。
歯茎が黒ずんでくる場合:
タバコの影響による場合は、タバコの摂取を減らすか禁煙を検討し、歯茎の血行を改善することが重要です。歯茎が薄くなってインプラントが透ける場合は、インプラント周囲炎の可能性があるため、歯医者に相談し、適切な処置を受けるべきです。
歯茎が白く腫れる場合:
白く腫れた場合、内部が化膿している可能性があるため、歯科医師の指示に従い化膿止めなどを服用しましょう。一部の場合では、手術後に使用した止血剤が出てくることがあり、歯科医師に相談し不安を解消しましょう。
編集部まとめ
ここまでインプラントの変色についてお伝えしてきました。
インプラントの変色の要点をまとめると以下の通りです。
インプラントの変色は、周囲の歯茎や上部構造の変色によるもの
インプラントの変色を防ぐには禁煙やセルフケア、色素沈着が起こりやすい食べ物を避けることが大切
インプラントが変色した後の対処は、歯科医師の指導に従い、対処法を選択し修正や交換を検討する
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事の監修歯科医師
坪光 玄義歯科医師(地挽歯科医院)
鶴見大学歯学部卒業 / 平成24年歯科医師免許証取得 / 現在は地挽歯科医院、蕨にしき町歯科・口腔外科(いずれも非常勤)
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配信: Medical DOC
