子どもの歯並びを守るための予防策
子どもの歯並びを守るための予防策は以下のとおりです。
定期的な歯科検診
子どもの歯並びを守るためには、定期的に歯科検診を受けることが大切です。
歯並びの歯列矯正は大人になってからでも可能とされていますが、成長後の矯正治療は治療期間が長くなりやすく、費用の負担も大きくなる傾向があります。
しかし、子どものうちから定期的に検診を受けていれば、歯や顎の成長を見守りながら健康な状態を維持することが可能とされています。
さらに、歯並びが乱れそうな兆候が見つかれば、適切なタイミングで必要な矯正治療を開始できるため、後々の負担の軽減が期待できます。
生活習慣の見直し
子どもの歯並びを守るためには、よい生活習慣を早い段階で身につけることが大切です。
歯並びは、約8割が親からの遺伝によるものとされていますが、残りの2割は日常の生活習慣が影響しているといわれています。
そのため、口呼吸や指しゃぶりなど、歯並びに悪影響を与える癖を早めに改善することが重要です。これらの習慣が続くと、顎の発達に偏りが生じ、歯並びが乱れる原因となる可能性があるようです。
小さいうちから「その癖はよくないよ」と繰り返し伝え、悪い習慣を早めに断つことで、歯並びが悪くなるリスクを減らすことにつながります。
子どもの健康な歯並びを守るために、日々の生活習慣を見直してみましょう。
まとめ
ここまで口ゴボは小児矯正で改善できるのかについてお伝えしてきました。
口ゴボは小児矯正で改善できるのか、要点をまとめると以下のとおりです。
口ゴボとは、上唇と下唇の両方が前に突き出している状態を指す言葉である
子どもがロコボになる原因には、遺伝的要因や口呼吸の習慣があることなどが挙げられる
口ゴボが子どもに与える影響には、食事のしづらさを感じたり発音や会話が困難だと感じたりする場合がある
口ゴボは小児矯正によって改善できる可能性があり、早めの対策が将来の歯並びや口元の美しさに大きく影響します。また、普段の生活習慣を見直し、適切な予防を行うことで、口ゴボのリスク軽減につながります。
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事の監修歯科医師
木下 裕貴歯科医師(医療法人社団天祐会 副理事長)
北海道大学歯学部卒業 / 医療法人社団天祐会副理事長 / 専門はマウスピース矯正、小児矯正
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配信: Medical DOC
