「腎臓がん」を発症すると「腰」にどんな痛みを感じる?初期症状も医師が解説!

「腎臓がん」を発症すると「腰」にどんな痛みを感じる?初期症状も医師が解説!

腎臓がんを発症すると腰のどこに痛みを感じる?

側腹部の痛み

右や左の腎臓にがんが発生し、大きくなると癌ができた腎臓の側が痛くなることがあります。側腹部やおなかの痛みが持続したり、強い痛みが起こった場合には泌尿器科や内科を受診しましょう。

背部の痛み

腎臓がんが背部に近い場所にある場合には背中側に痛みを感じる場合があります。また、腰椎に転移を起こした場合には骨転移を起こした部位が痛みます。背中を中心に痛みが起こった場合には腎臓がんの可能性もあり注意が必要です。痛みが持続したり、痛みが強く激痛の場合には整形外科や泌尿器科を受診しましょう。

腎臓がんを発症し腰痛も伴う場合のステージ分類とは?

腎臓がんのステージは、腎臓がんの大きさや広がり、転移の有無などの組み合わせにより決まります。腎臓がんを発症し、腰痛を伴っても症状のみでステージ分類を決定することはできません。腎臓がんが大きくなり、被膜が引き伸ばされているような場合や、周囲の神経などに浸潤したり、腰の椎骨に転移が起こった場合には腰痛を自覚する可能性があります。このような場合には、少なくともステージⅡ以上に進行している可能性が考えられます。
治療法としては手術治療が基本となります。また、腎臓がんの進行により薬物療法や放射線治療を併用することもあります。詳しい病期や治療法などはご自身の主治医に確認するのが良いでしょう。

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