赤ちゃんの離乳食がはじまると、食物アレルギーやたんぱく質の取り方について、悩むママも多くなりますね。たんぱく質は、なぜ体に必要なのか。今回は、食物アレルギーとたんぱく質の関係についてお伝えします。
体の筋肉などを構成する、たんぱく質
たんぱく質は、アミノ酸という化合物が集まってできたものです。人間の体を構成するためのアミノ酸は、20種類です。そのなかでも、人間の体の中では構成できないため、食事からとる必要があるものを「必須アミノ酸」といいます。
たんぱく質は、私たちの体の臓器や筋肉、皮膚、髪の毛のようなさまざまな組織を作る材料になります。たとえば、私たちが卵を食べると、卵のたんぱく質が胃と腸で分解されて、アミノ酸になり、私たちの筋肉などを作ります。
さまざまな食品に含まれている、たんぱく質
たんぱく質というと、肉・魚・卵・大豆・乳製品を思い浮かべる人も多いかもしれません。たしかに、これらの食品にはたんぱく質が多く含まれているうえに、必須アミノ酸なども含まれています。
でも、たんぱく質はこれらの食品のほかにも、ごはんやパンのような穀類、また野菜にも少量のたんぱく質が含まれています。つまり、食物アレルギーのことを考えるとき、あらゆる食べ物にたんぱく質が含まれているため、それらがアレルゲンとなる可能性があることを忘れてはいけません。
配信: ベビーカレンダー(レシピ)