10カ月を過ぎたら知的好奇心くすぐる玩具を
「子どもは、生まれて3カ月たつと首がすわり、手を使うようになります。6カ月ではおすわりや、ハイハイをするようになるので、両手を使って遊ぶことができるものがいいですね。10カ月になると動ける範囲が広がって、知的好奇心が大きく育ちます。握ったり、引っ張ったり、振ったりできるものがオススメです。気をつけてほしいのは、子どもの成長段階に合った玩具を与えること。ひとつずつ段階を踏んで成長していくので、その時々にふさわしい玩具を選ぶことが必要なのです」(村上さん 以下同)
村上さんによると、1歳になると、目、鼻のあるものに興味を持つため人形遊びなどが、1歳半から2歳では大きさの概念を吸収できる時期のため、積み木など同じ大きさの面を合わせたり、高さを合わせたりする玩具がおススメなのだとか。
「0~1歳は、急速な発達期といわれており、子どもは五感を通してこの世界のことを知っていきます。子どもの好奇心を引き出し、子ども自らが手を伸ばしたくなるような道具を選んであげてください」
では、対象年齢別にオススメの知育玩具を紹介しよう。
●対象年齢:0~1歳
▼スクイッシュ(2916円/ボーネルンド)
ゴムの張りを均等にした木製の球型玩具。握ったり、引っ張ったりすると変形する。振ると木が触れ合う心地よい音が響き、つまむという動作ができるようになったら、木製の玉を動かす遊び方もできる。
●対象年齢:1歳~
▼アニマルボーリング(4860円/ボーネルンド)
6匹の動物とボールがセットになっていて、ひとつずつの人形で遊ぶこともでき、並べてボールを転がし、ボーリングのように遊ぶこともできる。
▼ベビラボ はじめてのひもとおし(1944円/バンダイ)
集中力を育む遊び「ひもとおし」ができるセット。キャラクターの顔のかたちをしたカラフルなプレートの穴に、歯ぶらし型の持ち手がついたひもを通して遊ぶことができる。穴のサイズは3段階あるので、成長にあわせてステップアップできる。
まずは親が、それぞれの「知育玩具」がもつ意味合いを理解して、子どもが興味をもって効果的に遊べるよう、誘導していくことも大切なんですね。
(文・浅子百合/クレッシェント)