玉ねぎはしっかり炒めるのが八木メシ流
では、早速ケチャップライスを作っていきましょう。まずはフライパンにオリーブオイルを一周するくらい入れます。
手でフライパンの熱さを確かめる八木さん
(玉ねぎとピーマンを炒めて)ああ、いい匂い。自炊は取り掛かるまでに時間がかかるんですけど、いい香りがしてくると幸せな気持ちになります。
香りを味わうのも料理の楽しみですよね。まず具材を炒めたら、ケチャップを加えて一緒に炒めましょうか。酸味が飛んで、甘くなるんですよ。
玉ねぎとピーマンをじっくりと炒める八木さん。鶏肉は後から入れます
鶏肉に火が通ったら、ケチャップを入れます。ケチャップが足りない時は、具材を端に寄せて空いた場所でケチャップを炒めると酸味が飛ばせます
次は、ごはんですね。混ぜすぎるとベチャッとするので、ササッと混ぜましょう。あとは塩こしょうで味付けします。
(塩を入れすぎて、「あ」とつぶやく)どうしよう。塩が入りすぎました。しょっぱくなっちゃう。
(思わず立ち上がって)大丈夫!味見して濃かったら、ごはんを増やせばいいから!
じゃあ、味見してみます。
(上を見上げて考え中)塩辛くなくて良かったですけど、ちょっと薄いような気もします…。酸味が足りないのかな。
熱々の状態で味見すると、味が薄く感じるんですよ。
仕上げにケチャップをかけるのであれば、薄味くらいでいいかもしれません。でき上がったケチャップライスは、お皿に取り出しておきましょう。次は卵を焼きます。
前に作ったときは、卵をきれいに焼くのが難しかったんです。弱火にしすぎて火が通らなくて、その後焦って強火にしてしまって…。卵がボロボロになってしまいました。時々、うまくいくんですけど、ケチャップライスにのせるのに手間取って、固まってしまって…。
油をよく熱してから卵を入れるといいですよ。形を作るのが不安だったら、半熟状の卵をラップにのせて形を整えてからケチャップライスの上にのせるといいかも。
それでやってみます!
フライパンを熱してバターを入れたら、ふちの部分までしっかりとバターを塗ります。そうすると、卵がかたまった時に剥がしやすいです。
バターから、ぐつぐつという音が聞こえてきました
卵を入れます!
卵のふちが固まってきたら「の」の字に混ぜて。かたまっていない卵を流し込むイメージでフライパンを回すといいですよ。半熟になったら、ラップに出しましょう。崩れても、後から形が整えられます。
「の」の字で半熟卵を作ります
半熟状態の卵をラップにのせたら
キャンディ状に包んで形を整えます。あとは余熱で卵に火が通るのを待ちます
それっぽい形になりました!!!
卵の形に合うようにケチャップライスをよそって、のせましょう。
(ラップを開きながら)緊張します。熱いので注意しないといけませんね。
おー!上手にできた!
仕上げにケチャップをかけましょう。
どんな風にケチャップをかけようかな。うーん、やっぱり、この形にします。
じっくり炒めた玉ねぎが味の決め手に
「上手に作れた!」とはしゃぐ二人
オムライスを作るのは久しぶりですか?
最後に作ったのは1年前ですね。いつも卵が余った時に作るんです。これまでに7回くらい作ったんですけど、ケチャップをかけちゃえば卵で失敗しても味に影響しないところがうれしいです(笑)。でも、オムライスは見た目も大事なので、もっと高みを目指したいです!
八木メシも、更に進化を狙うんですね。
すべての料理を修得するのは難しいですけど、一つのメニューを極めるのはできる気がして。でも、もともと上手じゃないから、がんばらなきゃいけませんね。
その気持ちだけで十分です。一生懸命作った八木さんのオムライス、いただきます。人に作ってもらったオムライスって、何年振りだろう。記憶にないくらい久しぶりだから本当にうれしいです。
せっかくだから、八木さんに取り分けをお願いできますか。
じゃあ、ハートのところをぜひ。
迷いなくスプーンを刺す八木さん
八木さんのハートをいただいたら、ファンの方から怒られませんか!?
大丈夫ですよ。量はこれくらいだと多いですか?
大丈夫です。かわいい。いただきます!
感謝の気持ちがこもった八木メシスペシャルオムライス(のハート部分)
卵がふわふわで、めっちゃおいしいです!じっくりと炒めた玉ねぎが甘いですね。私もレシピの参考にしたいくらいの出来栄え。八木さんの食材への愛がダイレクトにあらわれた一皿ですね。
確かに、玉ねぎをフライパンに広げてじっくりと炒めていましたもんね。
たまたまなんですけど、うれしいです(笑)。では、私もいただきます。
うん。家で作るオムライスより、おいしいです!素材の味が生かされた味になっています。
ケチャップライスってケチャップが強すぎるとごはんがベチャッとしちゃうんですよ。このオムライスはすごくおいしい味に仕上がっています。
配信: アイスム