●意外? 許せない行動1位は「性生活」にまつわること
まずは、ストレートに「妻の普段の行動で『これだけは許せない』ことはありますか?」と聞いてみたところ、「ある」が71.1%、「なし」が28.9%という結果に。妻の何らかの行動について、7割以上の夫が許容できないと感じているようです。
具体的な「許せない行動」のTOP5は次の通り。
1位 性生活に消極的 38.5%
2位 料理をしない、または手抜き 36.3%
3位 整理整頓をしない、または手抜き 31.9%
4位 無駄遣いが多い 24.2%
5位 家計管理をしない、または手抜き 19.8%
(※複数回答)
妻の性生活への消極的な姿勢が、料理や整理整頓をしないといった項目をおさえて、許せない行動の1位に。「体に触れさせてくれない」(20代・愛知県)、「性生活を『疲れているから』と拒否される」(50代・福井県)といった声も寄せられました。
性生活が萎れてしまったことでストレスを感じている夫が多いのかもしれません。
その他にも、次のようなコメントも。
「自分の母親への手厳しい批判が多いです」(50代・神奈川)
「自分本位すぎる。自分が不利になると不機嫌。過去の失敗を持ち出し、いつまでもネチネチ」(30代・広島)
「掃除機をかけるとき、物をどかさない。拭き掃除もあまい」(50代・大阪)
妻の攻撃的な部分や、だらしない生活態度などに嫌悪感を抱いている夫が多いことが見てとれる結果となりました。
●妻の「許せない行動」は改善されにくい?
では、そうした妻に対して改善を要求したことはあるのでしょうか? 聞いてみると「ある」は78%、「いいえ」は22%でした。
ちなみに、気になる妻の反応はというと……?
1位 全く改善されなかった 62%
2位 一部改善された 26.3%
3位 期待通りに改善された 4.2%
6割以上が“言っても無駄だった”ようです。妻が期待通りに改善してくれたと感じている夫は4.2%と、たったの一桁であることを考えると、なかなかハードルは高そう。
そこで、そもそも改善を要求したことがない人に、その理由を聞いてみると次のような回答が。
1位 逆ギレされそうだから 30%
2位 自分が我慢すればいいだけだから 25%
3位 喧嘩になる可能性があるから 20%
4位 改善しないだろうと思うから 10%
5位 伝えること自体が面倒だから 10%
なかには、「いつもスルーされてます。何を言っても無駄で、半分諦めてます」(30代・岐阜)と悲壮感漂うコメントも。
今回の調査では、本当は不満を伝えたいけどなかなか言えない、そう感じている夫が少なくないことが分かりました。妻としては夫に何か指摘されると「自分にも問題があるでしょ?」と言い返したくなるもの。しかし、夫婦仲を円滑にしたいと願うのであれば、そこはグッと堪えて、まずは相手の言い分に耳を傾ける余裕も必要かもしれませんね。
(取材・文=末吉陽子/やじろべえ)