●ハロウィンの飾りは身近な物とアイデアで手作り
「手先の器用さに自信がない方でも、簡単に作ることができます。最近では、様々なマスキングテープも登場しており、身近な物に貼るだけでも簡単な飾りを作ることができます」(谷口さん、以下同)
そう話すのは、株式会社シモジマのWRAPPLE渋谷店 店長・谷口洋平さん。谷口さんが勤めるWRAPPLE渋谷店は、ラッピングやペーパーアイテムの販売はもちろん、店舗内にはカフェスペースも設置。また、ワークショップも開催している。取材で訪れた日も、店舗には手作りのハロウィン飾りを数多く飾られていた。
「例えば、小さな紙袋を2つつなげて、刻んだコピー用紙を張り付けていくだけでピニャータを作ることができます。紙袋のなかに子どもが好きなお菓子や飴を詰めれば、子どもも喜ぶでしょう」
ピニャータとは、メキシコなど南米の国の子どものお祭りに使われるくす玉人形のこと。さっそく、谷口さんの教えをもとに、実際に作ってみることにしました
●ハロウィン用 紙袋で作る「ハロウィンピニャータ」
【材料】
・紙袋(高さが30cm程度の物) 2つ
・白い紙(包装紙やコピー用紙など)
・色画用紙(帽子の素材に)
・赤やオレンジ色の紙(舌の素材になる)
・マスキングテープ(あれば楽し気に)
・ひも
・ワックスペーパー
・割り箸
・飴玉かチョコレートをひとつ(パッケージのまま)
・目玉シール
【作り方】
(1)ピニャータのボディになる紙袋を加工する。上部になる1つ目の紙袋は底部分を切って開く。下部になる2つ目の紙袋は、底の中心にキリなどで小さな穴をあける。
(2)舌用の紙を長さ25cm程度の楕円形になるように切り、中心にマジックなどで線を引いて舌にする
(3)割り箸の真ん中にひもを巻き付けてずれないように強く結ぶ。ひもは(1)下部用紙袋の穴に通し、ひもの先端から10cmのところに結び目を作り、セロハンテープなどで(2)で作った舌を固定。舌の上に、飴玉やチョコレートをひとつ貼り付けておく。
(4)(1)上部用紙袋におばけの口を描き、カッターで切り抜いたら内側からワックスペーパーを両面テープなどで貼って子ふさぐ。ふさぎ終わったら、口の真ん中にカッターで舌を出し入れする切り目を横にいれましょう。
(5)(1)下部用紙袋の底が(4)で作ったおばけの口のすぐ下に来るように位置を合わせて、2つの紙袋をガムテープなどでとめる。この時、舌をワックスペーパーの切れ目から外に出しておき、舌を引くと飴玉やチョコレートが外に出てくる仕掛けに。
(6)上部用紙袋の角2カ所を内側に織り込み、おばけっぽい形に整える。下部用紙袋の取っ手は内側に入れ込んで見えないようにテープなどでとめておく。
(7)白い紙を8cm幅の短冊に切り、約1cm幅の切り込みを端から入れていく。
(8)(7)を何枚も作り、(6)の紙袋に下から上へ、何枚も重なるように両面テープなどで貼っていく。
(9)最後に目玉シールを付け、色画用紙で円錐状に丸めた帽子をかぶせ、マスキングテープで飾れば完成!
もし白い紙が無くても、それはそれでカラフルに仕上がってカワイイかも…。使い途が無くてお家に眠らせているラッピングの包装紙なども利用可能。カワイイハロウィン飾りを作ってみませんか? SNSでも人気なこと間違いなし!
(文・団子坂ゆみ/考務店)