年取り魚って何?
年取り魚とは、大晦日に年越しの食事につける魚料理のこと。数え年では、1月1日に年齢が増えることから、年を取らせる神様「歳神様」を迎えるため、大晦日から新年にかけて神事がとり行われていたそうです。そしてその際に供えられる魚であることから、年取り魚と呼ばれるようになったのだとか。

地域で異なる年取り魚
大晦日に食べる魚と言って思い浮かべる魚は地域によって異なるようです。主に東日本は塩鮭、西日本は塩ブリが連想されるようですが、青森県の一部の地域ではタラが食べられていたり、三陸ではナメタガレイなど地域によって、独自の魚が年取り魚として食されているといいます。
鮭を食べる理由は「栄える」という言葉と鮭をかけていたこと、ブリは出世魚ということで、それぞれ縁起物として重宝されていたことが主な理由のようです。
