子どもを持った今だからこそはじめたい!ボランティア活動の探し方

第3回 誰かの役に立って自分の世界も広がる。ママたちがはじめた「ボランティア活動」
ボランティア活動に興味はあるけど、「自分にできるか不安だし、どうやってはじめたらいいのかもわからない」という人も多いのでは? 子育て中でも、無理のない範囲で楽しくできる活動があれば、参加してみたい気持ちもありますよね。ボランティアをするには、まずは何から始めればいいのでしょうか?

子どもを持った今だからこそはじめたい!ボランティア活動の探し方

ボランティアってどんなものがあるの?

ママになってからボランティア活動に興味を持ったという人は多いのではないでしょうか。子育てをしていると、自然と地域社会との繋がりができ、地域に根ざしたボランティア活動がより身近なものに感じられるようになりますね。実際、幼稚園・保育園や小学校の様々な行事などはボランティアありきで成り立っていることも多いことでしょう。
このようにママにとってのボランティアといえば、子どもの所属する学校などでのお手伝いが思い浮かびますが、ちょっと視野を広げてみると、身近なところでも様々な活動があることに気付かされます。

ボランティア活動に参加するには、まずは“誰”に向けた活動がしたいのかを考えてみることからはじめましょう。様々な分野のボランティア団体やNPO法人などが、ボランティアを受け入れています。

ボランティアの例
・児童館や学童クラブで子どもと遊ぶ活動
・図書館での本の読み聞かせ
・子どもの学習支援や悩み相談
・お祭りやイベントの運営スタッフ
・犬や猫の里親探し
・ゴミ拾いなどの清掃活動

たとえば子どもが好きなら託児ボランティア、動物が好きなら犬やネコの里親探しボランティアなど、自分の興味や関心を考えてみると、「何かしたい」という気持ちがより明確になってきます。

ボランティア募集はどこで探せばいいの?

自分の興味の範囲が定まったら、実際に募集しているボランティアを探してみましょう。ネットで検索するのも手軽ですが、様々なところでボランティアの情報を得ることができます。

・役所の広報誌などから地域の情報をチェックする
定期的に活動するためには、まずは地元の情報を集めるのがおすすめです。役所の広報紙や地域のボランティアセンターでも情報を得ることができるのでチェックしてみてください。地域に根ざして活動している団体が見つかります。

・ボランティアの入門講座やイベントに参加する
ボランティア活動の初心者を対象とした入門講座・研修会(点字、手話、家事援助、介護など)や活動を広めるための様々なイベントが開催されていることがあります。そういったイベントに参加してボランティア活動のヒントを探してみるのもいいでしょう。

・市民活動センターなどの相談窓口を利用する
全国にあるボランティア・市民活動センターや社会福祉協議会などのボランティアの相談窓口を訪ねてみましょう。「東京ボランティア・市民活動センター」では、ボランティア・コーディネーターと呼ばれる専門のスタッフが希望に応じてボランティア活動を探すお手伝いをしてくれます。また、ボランティアに関する様々なアドバイスを受けることができます。

子育て中でも無理せず活動することができるかどうか、始める前に確認しておきましょう。自分にあった活動を見つけることができれば、社会貢献だけでなく自分の世界が広がるきっかけにもなりますね。
(文・宇都宮薫)

※ボラ市民ウェブ(東京ボランティア・市民活動センター)の内容を参考にまとめました。

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

参考

東京ボランティア・市民活動センター
市民一人ひとりのより良い生き方(well-being)を実現するために「広義の福祉」の視点にもとづき、幅広い領域のボランティア活動を推進し支援します。
市民一人ひとりのより良い生き方(well-being)を実現するために「広義の福祉」の視点にもとづき、幅広い領域のボランティア活動を推進し支援します。