物理的に近づかせない
すぐに効果のあるアイデアとしては、テレビに近づけないように大きいテーブルなどをテレビの前に置くというもの。ただ、よじ登れる大きさのテーブルの場合、テーブルに登って見るようになってしまうため、かえって危険な場合もあるので注意した方がよさそう。
予算と部屋の広さに余裕があるのであれば、ベビーゲートをテレビの周りに設置するという方法もあります。もっと手軽な方法としては、子どもがあまり自由に動けない時期なら、おもちゃで丸く囲って、その中でテレビを見させるようにする。動けるようになってきたら椅子に座らせ、活発になってきたらダンボールで塀を作ってその中で、と言った形で成長具合に合わせて、対策を変えるという方法があるようです。

テレビを見る場所を決める
テレビを見る場所を覚えさせるという方法もあります。具体的には、椅子などに座らせて、テレビをつけて、そこから移動したらテレビを消す。親が椅子に戻してあげて、椅子でおとなしくしている間だけテレビをつけてあげるといったやり方です。
DVDや録画した番組などは、移動したら一時停止にすると言った方法でやっている人もいるようで、椅子に座るのが難しい年齢であれば、床に目印となるテープを貼って、そこを超えたらテレビが見られないというように教えているようです。
大事なのは根気と叱らないこと
どの方法を行うにせよ、多くの意見に共通していたことは、「叱らないようにすること」。叱ってばかりいると、ママにとっても子どもにとってもつらくなってしまいます。
自分が常にカメラで撮影されていると思って、歌のおにいさん、お姉さんのように、子どもを楽しませながら、いろいろなことを教えていくつもりで、根気よく教えていくのがコツなんだそうです。
子育ては楽しんだもの勝ちという意見もあり、テレビに近づかせないようにとった対策が思った通りにいかなくても、イライラせず、ちょっとずつ学習したり成長したりしていく姿を楽しめるように意識していくのがいいのかもしれませんね。
(文・姉崎マリオ)