「ママ友を自宅に呼んでホームパーティを開催するとき…。まだ数時間余裕があるのなら、ぜひともチャレンジしてもらいたい“お花を使ったテーブルアレンジメント”をご紹介しましょう」(桝田さん 以下同)
桝田さんがオススメするのは、特殊な材料を一切使わなくて済む「ヴェイス(vase=花ビン)アレンジメント」。
一番簡単な「お花の単体で生ける」飾り付け、しかも、必要な物は花ビンとお花だけでOKです。
「お花のチョイスは、もちろん皆さんのお好きなものを。ただ、バラとかではなく、ひまわりやガーベラ、チューリップのように、茎の部分がひょろんと曲がっている品種を選ぶのがコツ。そのほうが飾ったときに花輪の方向が四方に散らばって、少ない本数でもゴージャスに見えます。ガーベラは一本100円ほどで、バラと比べて値段もお手頃ですしね」
お花を入れる器は、別に花ビンじゃなくても大丈夫だと桝田さん。シャンパンや海外ビールなどの空ビンを使ってみるのも楽しいかもしれません。
【手順】 STEP1:茎を適度な長さに切る
ひとつの器に2本刺す場合なら、長さを変えればコントラストをより表現できます。目安は、長いほうを器の高さの2倍あたり。切れ目を少々斜めにすれば、茎の吸水性が良くなります(下画像1)
STEP2:口止めにセロテープ
器の口部分に花止めとしてセロハンテープを貼りましょう(下画像2)。こうすれば、お花が揺れ動かず、きちんと固定されます(下画像3)
STEP3:バランスを考えて茎の長さを調整
どのお花を長して短くするかは、一般的には色の濃い小さいお花を長めに。そして、色の薄い大きなお花を下に持っていくほうがバランス良く見えます。お花の色は同系色のほうがアレンジしやすいと思います(下画像4)
水は器の3分の1くらいで、お花用の栄養剤は入れたほうがベター。ない場合は、代用品として家庭用中性洗剤や漂白剤をホンの1滴だけお水に混ぜてあげてください。水を腐りにくくしてくれます。ただし入れ過ぎは厳禁。
完成!
キャンドルなどを添えると、パーティ気分がぐんとアップ!
次は、ちょっぴり難易度を上げて、お花にアレンジメントを加えてみましょう。お花を束ねる飾り付けです。気軽なパーティより少々フォーマルにしたいときに最適です。
器は、細長くなくて、ある程度口が広いものが◎。お花は、トルコキキョウやカーネーションのように、花びらが大きめで、比較的派手めに見える品種がオススメ。本数の目安は5本から10本くらいです。
【手順】 STEP1:お花を束ねる
葉っぱをきれいに落としてから(水の中に葉っぱが入ってしまうと、お花が腐りやすくなるので、ここは面倒臭がらず!)、真上から見てなるべく円型に近づくように束ねます。
束ねてから、輪ゴムもしくは針金で止めます(下画像1)。針金で止める場合は、あまりを(下画像2)のようにくるくる巻いてみても可愛いですよ。茎の長さは器よりも心持ち短めに切ってください。
STEP2:お花をより華やかに見せるひと工夫
器のなかに色水を入れてみましょう。今回使用したインク(下画像3)は500円ほどで、画材屋などで売っています。量は2滴くらいで充分です(下画像4)
完成!
お庭やベランダのグリーンや、古くなったお花の花びらをちぎって散らせば、いっそうハイグレードな空間になること、間違いなしですよ!
(ヤマダ カツヤ)