なぜ好き嫌いがあるのか
離乳食の頃はなんでもよく食べていたのに、2~3歳になる頃に好き嫌いが増えた、ということもありますよね。これは味覚の発達や、食経験が影響しているようです。入園を理由に無理強いをしてしまうと、ますます好き嫌いが進んでしまう場合もあるので、基本的には楽しい食卓を心がけましょう。
好き嫌いを克服する3つの方法
1.一口だけ食べるルール
「お皿のものは、必ず一口だけ食べる」というルールを作ってみましょう。小さな一口でもかまいません。
2.一緒に育てる、一緒に調理する
嫌いなものが野菜であれば、家庭で育てて収穫させてみましょう。自分で育てたものであれば食べられるということもあります。また、調理も同じ理由です。
3.調理方法を変える
ケーキやクッキーに混ぜるなど、思い切って調理方法を変更してみるのもいいでしょう。
いずれの場合も、「食べられた」ということが子どもの大きな自信になります。ママもたくさん褒めてあげましょう。
幼稚園が始まれば治ることも
あれだけママが苦戦した好き嫌いも、幼稚園で食事をするうちに治ってしまったという話もよく聞きます。自分が食べられないものでも、友達が食べているのを見ていたら食べられるようになったり、自分だけ好き嫌いを言いにくかったり……これぞ集団生活の恩恵といえますね。
子どものためを思って毎日食事を用意しているママだからこそ、神経質になってしまいがちですが、いずれどうにかなる、という気持ちも大切なのかもしれませんね。
(文・杉山皐月)