アレルギーの正体って?
「人間には、身体のなかに入ってきたウイルスや細菌など、異質なものをとらえて戦おうとする『免疫』という作用が備わっています。その免疫がアレルギーのもとになる『抗原(アレルゲン)』に対して過剰に働いてしまい、好ましくない反応を起こしてしまう、それがアレルギーと呼ばれるものです。例えばダニや花粉であればくしゃみや鼻水、食べ物であれば皮膚が赤く腫れてしまうといった反応が起きます。抗原のタイプとしては食べ物などの『食物抗原』、ダニや花粉などの『吸入抗原』に分けられます」(渋谷先生、以下同)
子どもがアレルギーを発症したらどうする?
花粉症しかり、アレルギーはある日突然症状が出ると聞きますが、それはホントなのでしょうか?
「抗原と接触すると体のなかに抗体ができてきます。それが積もり積もって症状がでるということがあるので、感覚として『突然症状が出た』と思う場合が多いですね。スギ花粉症などは検査をすると、抗体を持ってはいるけど、症状は出てないという人もいます。症状として現れなくても、身体のなかで進行しているということはよくあります」
赤ちゃんに多い食物アレルギーの具体的な症状は、顔が赤くなったり、吐いたり、呼吸困難になったりしてしまうそう。
「もし子どもにアレルギーと思われる症状が出たら、早めに小児科で相談しましょう」と渋谷先生。頻度としては、じんましんなど皮膚の症状だけのことが多いそうですが、ときには呼吸困難や意識障害を起こしてしまうこともあるというから恐ろしい。重症化する前に気づけるよう、親が注意深く見守ってあげることが必要そうです。
(文・末吉陽子/やじろべえ)
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東京都品川区東五反田5-9-22
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※五反田駅(東口)とNTT東日本関東病院を結ぶチャリティーバスが、平日8時00分~17時45分 毎日運行。
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