アレルギー検査の方法って?
「症状をお聞きして食物アレルギーを疑ったら、まずどんなものを食べて反応が出たかを詳しく伺います。検査としては、皮膚にアレルギーのもとになる抗原を含んだ液体をたらして反応をみる皮膚テストや、アレルギー反応を起こす抗体の数値を調べる血液検査などがあります。ただ、これらの検査の結果はあくまで参考であり、実際に食べさせて反応をみる『食物負荷試験』を経て最終の診断となります。なお、抗体の数値があまりにも高い場合には食物負荷試験を控えることもあります」(渋谷先生、以下同)
どこで検査すればいいの?
こうした検査にあたっては、都道府県や市区町村ごとに設けられている「乳幼児医療費助成制度」を利用することができるようなので、受診前に調べてみましょう。また、普段どんなものを食べているか、身体に反応が出たのはいつくらいかなど日誌をつけておくと診断の参考にもなるそうです。
「赤ちゃんのアレルギーの原因として代表的な卵や牛乳は成長とともに食べられるようになることが多いですが、蕎麦やピーナッツなど反応が出ると一生食べられないものもあります。そのため、一般的にアレルギー反応がでやすい食材として知られるものについてはあらかじめ調べておき、初めて食べさせるときは少量から与えるといいでしょう」
日頃から食後の反応に気をつけて、子どもに気になる症状が現れた場合は早めに病院に連れて行きましょう。
(文・末吉陽子/やじろべえ)
取材協力
NTT東日本関東病院
東京都品川区東五反田5-9-22
tel:03-3448-6111(代表)
JR山手線・東急池上線・都営地下鉄浅草線五反田駅から徒歩約7分
※五反田駅(東口)とNTT東日本関東病院を結ぶチャリティーバスが、平日8時00分~17時45分 毎日運行。
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