名脇役1:ビネガーにんじん
お弁当がパッと華やかになるオレンジ色、野菜不足を解消する栄養価、メインのおかずの味をより美味しくするサッパリとした酸味…。とくに、にんじんに豊富に含まれるβカロテン(カロチン)は、油と一緒に摂ると効率よく吸収できるのだそう。そして、これらの栄養素は皮に近い部分に多く含まれているので、我が家ではにんじんは皮をむかずに食べています。
[作り方]
1.大きめのボウルににんじん(3本)をスライサーでせん切りにし、オリーブオイル(大さじ2)をよくからめる。
2.鍋に、白ワインビネガー(50ml)、砂糖(小さじ1)、塩(小さじ2分の1)を入れてひと煮立ちさせたら、熱いうちに(1)に加えて箸でよく混ぜる。保存用の瓶に移し入れて冷蔵庫に保存。
作ってから3~4日で味がなじみます。1日1回箸で混ぜると味が均一に!
名脇役2:かぼす果汁
柑橘系の果汁はサッパリとした風味を加えるとともに、食材の発色をよくして、傷み防止の効果も期待できます。私が愛用している「かぼす果汁」は、かぼすの風味は強い半面、ツンとした酸味は少なくマイルドな味。たとえば、「さつまいものかぼす煮」は、さつまいもの甘さが引き立ち、やさしい味に仕上がります。
※遠山家では、かぼす果汁100%の『大分県特産 香母酢』(JA大分)をお取り寄せしています(上画像)。
名脇役3:春巻き
春巻きって、作るのが難しいと思っていたら、案外簡単。素材を巻いただけですぐ食べられて、バリエーションも豊富になるし、楽しい。しかも、合わない物があまりないし、ひとつだけでも豪華な一品に。脇役どころか“主役”もデザートも演じることができる“名優”です。
今日は、デザート春巻きの「バナナと板チョコのスイーツ春巻き」を作ってみました。
[作り方]
1.バナナを長さ半分、縦半分にカットし、先ほど登場したかぼす果汁(レモン果汁でも可)を少々かけて、色止めをする。
2.春巻きの皮に、板チョコと(1)をのせる。
3.春巻きの皮の手前の角から折り、左右の角を内側に折って、具がはみ出さないように注意しながら、手前から奥にくるくると巻いていく(下画像)。
4.巻き終わりを水溶き片栗粉で糊づけし、低温の油(150℃)からじっくりと揚げはじめ、上下を返しながら油の温度を高めていって、きつね色にカラッと揚げる(下画像)。
ビネガーにんじんも使った「遠山流サンドウィッチ弁当・バナナと板チョコのスイーツ春巻き添え」。お子さんのテスト前などに。糖分補給で、疲れも取れておすすめです(下画像)。