孫は目に入れても痛くないくらいかわいいと聞きます。ましてや一緒に住んでいたら余計に愛しさも増すのか、ついつい自慢したくなってしまうこともあるのでしょう。
今回は筆者の友人B子の話をお届けします。
ご機嫌な義父が
B子は夫の実家で義両親と同居しています。
ある日の夕食の席で、良い感じに酔っぱらって上機嫌になった義父がどこかに電話をかけ始めました。
相手に電話が繋がると、
「あぁもしもし? 今ね、みんなでご飯食べてるんですけどね。どうです? うちの孫、かわいいでしょう?」
そう言って、B子の娘で3歳になるC子を膝に乗せました。
ビデオ通話のようです。
となりにいたB子は、義父のスマホ画面に映る通話相手の顔を見てギョッとしました。
通話相手はまさかの
そこにはB子の実父が笑顔で映っていました。
やだ、うちのお父さんに向かってうちの孫とか言ってるの? 私の両親にとっても孫なんだけど!
B子は義父の発言の真意が読めず、イラっとしました。
画面の向こうの実父は、赤ら顔の義父とこわばった表情のB子を見て瞬時に状況を悟ったようで。
「こんばんは~。楽しいお酒のようで何よりです。C子は本当にかわいいですよねぇ。私にとっても宝物なんですよ。今度こちらに帰省した時に会えるのが楽しみで」
実父は画面に映るC子に目尻を下げながら、穏やかな口調で返しました。
B子はその様子を見てハッとしました。

