自分の母のことを…
そんな彼とは同棲半年で結婚したのですが、結婚後も家事の担当は変えずにいました。おかげで彼の家事能力は、時を重ねてより洗練されたものに。しかし、結婚3年目。ふとした会話から、彼の意外な一面を知ることになったのです。
同棲を始めて間もないころ。彼はワイシャツの下に着るアンダーシャツのタグに曜日を書き込んで、曜日通りに着用していました。結婚後、それをしていないことに気がついた私は、「やめたの?」と彼に聞いてみたのです。すると……。
「実家に住んでいるときは、ババアに“洗濯したシャツは先入れ先出し(先に洗ったものから取れるよう手前から順番に置くこと)できるようにタンスにしまって”って言ってたけど、きっちりやってくれているかわからないから、同じシャツばかり着ないようにタグに曜日を書いて順番に着ていたんだ。今は自分でしまっているし、ちゃんと先入れ先出しできているとわかるから、やっていない」
と言うのです!
信じられない!
知りませんでした……。彼は実家で暮らしていた35年間、洗濯物を畳んでタンスに入れるところまで、お母さんにやってもらっていたのです! 同棲直後から服などは自分で丁寧に畳み、すぐタンスにしまっていた彼を見てきましたし、私が畳んだ洗濯物を放置していると「早くしまえ!」って言ってくるのに……。
今では考えられない彼の過去に、驚きよりも引いてしまったのが正直なところです。
しかも、実家を出るまで散々お母さんの世話になってきたのに、お母さんのことを「ババア」と呼ぶ彼。そんな態度が許せなくて、「35にもなる息子のパンツやシャツをきちんと畳んで、引き出しに入れてくれていたお母さんのことを、二度とババアって呼んだらダメだよ」と、私は彼を叱りました。
令和の時代になっても「実家では親がやってくれたから」と、同棲や結婚後も家事はノータッチという男性の話を耳にすることがあるなかで、「家を出たからにはやるぞ!」と家事を頑張って覚え、私よりも多くの家事を負担してくれている彼には感謝していますし、尊敬もしています。マメで責任感の強い彼と一緒になってよかったです。
彼がお母さんに洗濯物をしまってもらっていた件に関しては、過去は過去ですし、まして実家にいるときなら家族間のルールもあったはずなので、それをおかしいと言うつもりはありません。しかし、マメに家事をしてくれている今の彼からはとても考えられない過去を知り、正直かなり驚きました。今後、子どもが生まれたら、自分の洗濯物は自分で片付けるように、決して「ババア」などと呼ばないように教えていこうと思っています。
文:中谷みなみ/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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