サッカー日本代表、ベースキャンプ地候補はダラス、モンテレイの中間地点のサンアントニオ? 本番の環境に近い屋内スタジアムも

サッカー日本代表、ベースキャンプ地候補はダラス、モンテレイの中間地点のサンアントニオ? 本番の環境に近い屋内スタジアムも

国際サッカー連盟(FIFA)は6日(日本時間7日)、米国、カナダ、メキシコが共催するW杯2026年大会の試合日程詳細を発表した。日本は1次リーグF組の3試合を米テキサス州ダラスとメキシコ・モンテレイで戦うことが決まった。

第1戦のオランダ戦と欧州プレーオフB組の勝者(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアのいずれか)と戦う1次リーグ第3戦の2試合をダラスで、第2戦のチュニジア戦をモンテレイで戦う。

いずれも高温が予想される都市で暑熱順化がカギとなる。森保一監督(57)はワシントンで行われた抽選会後、ダラスの会場となる米プロフットボールNFL・カウボーイズの本拠地AT&Tスタジアムなどの視察を行ってから帰国する。

ダラスとモンテレイは直行便で2時間弱という距離で、F組を1位通過なら決勝トーナメント1回戦はモンテレイ、2位通過ならヒューストンで行われることから、テキサス州内にベースキャンプ地を構えることが濃厚だ。

トヨタ米国法人拠点のフリスコも候補

FIFAの公式サイトにはベースキャンプ地に立候補している都市のリストがあり、その中でも日本にフィットしそうなテキサス州の都市が2つ浮上した。まずはダラス北部のフリスコだ。ここはトヨタの米国法人の拠点でもあり、MLS・FCダラスの本拠地トヨタ・スタジアムもここにある。日本サッカー協会は“自社ビル”売却後の2023年6月に文京区のトヨタ東京ビルに移転入居するなどトヨタとの関係も深く、さまざまなサポートが得られそうだ。

ダラス、モンテレイ、ヒューストンのど真ん中のサンアントニオ

もうひとつの候補地がダラスとモンテレイのちょうど中間に位置するサンアントニオだ。ヒューストンまでも約200マイル(約322キロ)と近く、決勝トーナメントまで見据えると当地にベースキャンプを構えた方が移動の負担は少ない。MLSクラブではないが、USLのプロサッカークラブ、サンアントニオFCが本拠地を構えている。なんとこちらもトヨタが命名権を持っており、その名もトヨタ・フィールドだ。

屋外での暑熱順化はトヨタ・フィールド、屋内で高強度はアラモドーム

さらにサンアントニオにはアラモドームという多目的室内競技場がある。日本が第1戦、第3戦を戦うダラスの会場は米プロフットボールNFL・カウボーイズの本拠地で開閉式の屋根を備えている。そのため、灼熱のテキサスでありながら、オランダ戦は真昼間の15時に組まれた。

暑熱順化も大事だが、昼間の試合に向けたピーク作りも重要で、夏のテキサスで昼間に強度の高い練習を行うのなら、アラモドーム以上の場所はない。

屋外、屋内と2種類の練習環境があり、決勝トーナメントを戦う可能性のあるヒューストンを含めた3都市のど真ん中に位置していることから、サンアントニオが最適と言えそうだ。

配信元: iza!

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